4月が始まりいろんなところで新しくスタートしますよね!
桜も咲き、陽気も暖かくなり、学校では新しい新入生も入ってきて、ちょっとソワソワ、ワクワク。
先輩になった上級生が、ちょっと大人っぽく成長を感じるのもこの時期かもしれませんね。
この時期になるとやっぱり考えることは、担任って結局なにするんだ?
って事なんです。
生徒や保護者の皆さんが〇〇先生のクラスってどんなクラスなんだろう、とか良いクラスだったらいいな、とか
様々な思いがあると思います。
そんな中、やっぱりこの1年間担任の先生として何を伝えたいのか、何を教えたいのか、どんなクラスにしたいのか、
そんな想いはやっぱり僕も持っております。
だから、結局担任ってなにをするんだ?
って事をやっぱり考えます。
良いクラスにするにはどうすればよいのか?
僕なりの考えを書くことにしますね。
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目次
担任の先生としての目的は?
そんな僕は学校の先生をしているのですが、クラス担任をず~っとやっております。
やっぱりこの4月当初ってクラスと対面して、いよいよ最初の学級会(ホームルーム)!
僕もクラスの生徒もみんな自己紹介を終えて、新生活2、3日目って状況でやるべきことって?
そうです、あれです!
学級委員長決めですよね。
懐かしく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、僕にとってみると毎年訪れる大切な事なんです。
クラスという集団を束ねていく学級委員さん。
彼らの力がしっかりとクラスと信頼で結びつくと、クラスは物凄く団結したりもします。
もちろん彼らのサポートも含め、クラスをまとめていくのは、担任の先生の力は言うまでもありませんが。
でも、やっぱり生徒達が自力でクラスみんなの為に様々な声掛けや活動をさせる事での相互の学びは大きくかけがえのない物なんです。
一般的に小学生低学年の頃って、まだまだ先生と自分との関係しか見えないのですが、小学校3年生ごろからは、子供達も集団生活の中で自分の意見だけではなく、友達の意見を聞いたりすることを意識するようになり、
”集団”
というものの大切さが理解が出来るようになります。
なので、
先生 ・クラスの友達・自分
という3つの事柄の中で生活をすることを自覚してきます。
当然、高学年や中学生、高校生はクラスというグループの中での生活がよ~く解っていますね。
だから生徒たちは、みんな良いクラスってこんなクラスだ!っ言わないですが、漠然と願いとしてはやっぱり、
”クラスは良い方が嬉しい!!
って感じているんです。
なので、
”どんなクラスが良いクラスなのか?”
ということに関して担任の先生こそが具体的に一生懸命に考えないといけないです。
だからクラス担任の先生の目的って
簡単に言うと
”良いクラスになるように導くこと”
なんです。
sozai-good.comより出典
どんなクラスが良いクラスなのか?って生徒に聞いてみた!
良いクラスってなんだ?って高校生に聞いてみると・・・
・楽しいクラス
・居心地が良いクラス
・安心感のあるクラス
・団結力があるクラス
そんな感じの答えが返ってきます。
初々しくてとても良いですよね。
もちろん、
・争いごとが絶えないクラス
・怖いクラス
・いじめがあるクラス
なんて言う生徒は誰もいないです。
当たり前ですよね。
やっぱり生徒は良いクラスを望んでいるんです。
良いクラスであれば、毎日が楽しい。もちろん自分の居場所があって、学校に行きたくなる。
クラスの友達からも良い影響を受けてしっかり遊べる。もしかしたら勉強のヤル気に繋がったり、部活のヤル気に繋がったり。
そんな仲間がいるクラスならば、団結力もあって、運動会でも優勝したり、合唱コンクールで優勝したり。
もちろん優勝しなくても、充実した体験が誇りになり、とっても良い思い出になりますよね。
1年間の中でクラスでは実際に何しているんだろう?
学校生活ってほとんどの時間をクラス教室で過ごします。
放課後は部活などですが、やっぱり2,3時間といったところでしょうか。
なので、このクラスで実際にやっていることって実は沢山あるんです。
・毎日の授業
・昼食
・運動会
・文化祭
・音楽会
・球技大会
・もしかしたら打ち上げパーティー
そう考えると日常的過ぎて刺激も薄くなってしまうほど、クラスで過ごす時間ってやっぱり多いんです。
その代り部活は生徒によってはとても刺激的で濃い時間を過ごしているように感じていることも多々あると思います。
ということはやっぱり、クラスでの時間って過ごし方によってはとても大きな影響力があることになりますよね。
担任をやっていて気をつけている事とは?
そんな大きな影響力を持っているクラスで僕が気をつけていることは幾つかあります。
まずは、そもそも管理しようと上から目線にはならない事です。
僕はそもそも学生時代から学校の先生が嫌いなんですが、
その嫌いな理由は生徒を管理しようとするからです。
生徒の発想の邪魔をして、その先生のキャパの中で管理しようとする。
これはダメ!
あれもダメ!
なんで?
ルールだから!
わけが解らないです。
もちろん、高校生にもなれば善悪の判断はついてきます。
だから、一層わけが解らないんです。
生徒が成長するキッカケはどこにあるか?
生徒がこうしたい!って一生懸命に考えたことを、応援してあげる。
失敗してもそこから学びがあるし、成功したら嬉しいし、どっちに転んでも成長に繋がるんです。
自ら決めることに成長があるんです。
ところが、せっかく柔軟に面白いことを思いついて”やってみたい!”
と思っても、あれやこれや理由を付けてダメと言う。
やっていい事は、リスクが無いことばかり・・・
それでは、面白い発想も活きないし、どんどんやる気や夢もなくなってしまいます。
だから、僕は担任がやるべき事は、生徒が真剣に考えたやりたい事をやらせてあげる事と考えております。
もちろん失敗しても良いです。
ただ、いい加減にやっていたり、嘘を付いたり、口ばっかりだったり・・・
そんな裏切りのように思われる事をした時には、僕は真剣に叱ります。
人として大きく信用を失うような事をした時です。
でも、生徒をしっかり信じて任せてみると、ほとんどみんな見事に頑張って活動してくれます。
やっぱり、生徒は気持ちには気持ちでしっかりと応えてくれるんです。
・生徒を真剣に信じる
・決して疑わない
これです。
真剣に行動できる事を体験させたいです。
そうすると、生徒本人がしっかりと自立して、自分自身の将来についても考えていきます。
勉強にもしっかりと自分のこととして取り組むようになったり、
部活にも本気で取り組むようになったり。
人に対してキチンと話が出来るようになったり。
もちろん、僕は高校の担任なので大学受験の事も知識としてある程度は知っています。
でも、そもそも受験するのは生徒。
生徒自身が知りたいと思わなければ生徒は言われたことを従順に行動するタダの人形ですよね。
まとめ
僕の場合クラス担任の目的は、究極は僕が何もしなくても、みんな出来るようになることです。
楽しいクラスを自分たちで作る事ができれば、学校はもちろん楽しいし、勉強も出来るようになるし、部活も頑張る。
進路や将来に関しても意思を持ち自分で決めて、伸び伸び活動出来るようになる。上手くいかない時も誰の責任にもしない。
人付き合いも暖かく、友達に恵まれ、笑顔が素敵。
そんな大人に成長できるようになることが目的です。
ウザい担任ではなくて、調子が良い担任でもなくて、甘い担任でもなくて、なんでもやってあげる世話焼き担任でもない。
”絶対に信じてくれる担任”
信じてくれるから何でも話せるし、特別な存在。
人として良くない!という事をしてしまった時や気が付かずしてしまった時には
ドカ~んと叱って正す担任。
そんな大きな目的を持っているからこそ、その第一歩のクラスの生徒リーダー“学級委員長決め”はやっぱり大切な一瞬なんです。
クラスが自活できるはじめの一歩なんですね。
さあ、これからまた一年間、僕も頑張ります!
10年後に彼らが大人として立派になった時、
あの頃って楽しかったなぁ~って楽しく話せる同窓会が楽しみですね。
そんな高校生活になれるように!
ありがとうございました!
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