もう来週が教育実習だ!
どうしよ~!
と感じている方がきっと多いですよね!
僕も何年も前はそんな教育実習生の一人でした。
今では教育実習生を教科やクラス、部活などで担当する僕ですが、だからこそ感じることがあります!
それは、
”自己紹介や挨拶の大切さ”
です。
やっぱり自己紹介や挨拶が上手に出来ると、出会いから良い関係が一層広がります。
しかも、学校は大勢の生徒や先生がおりので
よい人間関係を築くことが学校でのはじめの一歩でもあります!
そんな僕たち学校の先生も年に1回は必ず自己紹介をしています。
というのも、毎年必ず新入生が入ってきたり、新しいクラスの担任になったりしますよね。
だから必ず年に一回は自己紹介をします。
でも、実は教育実習生や新任の先生は、全校生徒の前だったり、職員室とか教室だったり・・・
そんな自己紹介や挨拶が何回もあります。
なので、それぞれのポイントや例文などなどをお知らせしますね。
おっ、ちなみに中学校・高等学校バージョンとして考えてみました!
⇒教育実習の際の必要情報総まとめ!現役教員による徹底Q&A
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目次
全校集会での自己紹介や挨拶のポイントは?
やっぱり一番どうしよ~~って緊張感が高まるのは全校生徒が集まる全校集会ですよね!
僕ももちろん全校生徒の前でスピーチをした事があります。
この生徒全員が体育館に集まっている檀上からの眺めってなかなか壮観ですよ。
ズラッと、ビシッと生徒が並んでいるんです。
実はこのズラッとビシッと並べる事も大変な教員としてのスキルが必要なのです。
”大人数を並ばせて静かに話を聞かせる”
”式典の雰囲気を教える”
という事って大変なのです。
皆さんも学生時代を思い出すと、怖~い体育の先生が、全校生徒を静かにさせて、ちょっとしたピリピリ感をキープできた時に、
「校長先生のお話」
「姿勢を正して」
「礼」
みたいな感じで、校長先生の長~い話が始まります。
そんな最後に、教育実習生の紹介があります。
生徒みんな
”お~~!だれだれ~、どれどれ~”
”どんな先生~~”
”カッコいい?”
”可愛い??”
みたいなざわざわ~って雰囲気になります。
そこで大切なポイントは!
- 大人数の生徒の圧力に負けないくらいに元気にハキハキ、先生として挨拶や自己紹介をする事
- 実習生が自己紹介をして全校生徒の収まりがなくなる程、生徒が騒がしくならないようにする事
- 教育実習生なので簡単に自分の趣味などアピールになるポイントを手短に話して生徒が話しかけやすくする事
でも、
”先生として”
これが一番のポイントです。
“ウケを狙って全校集会を盛り上げてやろう”とか、“それなりに自己紹介をして流そう”
ではなくて、やっぱり生徒からはあなたが先生として見られた方が今後、授業もやりやすくなりますからね。
では、自己紹介を・・・
みなさん、こんにちは!
○○大学から教育実習生として来ました、◯◯ ◯◯(ゆっくり名前を言う)と申します。
教科は音楽を担当します。
クラシックからポップスまでいろんなジャンルの音楽はもちろん大好きですが、
趣味はラーメン屋巡りなので、もしラーメンについても聞きたいことがあれば声をかけてください!
皆さんに音楽の楽しさを伝えられるようにこの3週間、先生として頑張ります。
よろしくお願いします。
全校集会ではマイクを使い、しかもとても響く体育館での自己紹介になります。
なので、ゆっくりハキハキとマイクに頼らないつもりで大きく話すと良いですよ。
声の大きさや間も取り方など、言葉の聞き取りやすさは、本能的に信頼へ繋がるんです。
もじもじ何言っているのか解らない先生では、生徒からは小さく見えて不安に感じてしまいますよね!
間違っても体育館での自己紹介で盛り上げようとウケ狙いな自己紹介は、もしスベッた時には本当に大変です。
仮に上手くいって、どかどかウケたとしても、式典中なので、先生方からは良く思われないこともありますね。
やっぱり教育実習生なので、謙虚に先生としてハキハキと話すのが大切になります。
ちょっと、太字にした箇所はやっぱり一番伝わるようにしっかりと言った方がいいですよ~。
では、次は職員室での自己紹介についてお伝えしますね。
職員室での自己紹介のポイントは?
実習が始まると最初は、職員室での教職員の方々への自己紹介から始まることが多いですね。
ずらっと並んだ先生方の前で教育実習生が一人ずつ自己紹介を行います。
ここで一番大切なことは、朝の職員室が一日の中で一番忙しいってことなのです。
⇒教育実習の一日ってどんな流れ?出勤から退勤まで!
とにかく朝は各学年でのその日の連絡事項などのミーティングと授業の準備、
保護者からの欠席連絡などの電話もジャンジャン鳴りっぱなしで一番慌ただしく
コピー機もフル稼働で、しかも全教職員が一斉に集まっている時間が朝のクラス朝礼の前です。
なので、
コンパクトにしっかりと伝える!
これが一番大切です。
では何を伝えるのか?
- 名前
- 大学名
- 大学での専門科目
- 実習生としての担当教科
- 担当クラス
- 簡単な意気込み
このあたりが伝えるべきことになります。
例えば・・・
○○大学から参りました、○○○○(名前)と申します。
大学では○○を専攻しております。
担当は音楽になります。
この3週間が充実した実習期間になるよう、また少しでも生徒にとって学びが増えますよう
努力致します。
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
などを、職員室の隅まで伝わるように、大きな声で元気に話してくださいね!
きっと、先生方もあなたの声の強さを意気込みとして受け止めてくれますよ!
教室での自己紹介のポイントは?
さていよいよ実際に生徒との距離がぐっと近まり、直接生徒と関わりあうホームルーム教室での自己紹介ですね。
ホームルーム教室って当然ですが、担任の先生がおります。
その担任の先生って生徒からすると、学校の中での保護者。
大げさにいうと、学校の中での親みたいな存在です。
クラスの生徒が他の先生にご迷惑なことがあれば、担任の先生がまずは謝りにいくようなもの。
うちのクラスの○○がご迷惑をかけてしまって・・・
みたいな。
そんな”担任の先生”がもう一人増えた!
しかも若い大学生が!!!
どんな先生なのだろ~?
と、もう興味津々です。
さっきは体育館で遠くから見えたけど、こんどは目の前にいる!!
生徒からみて教育実習生って最大の興味ある人物ですよ。
illpop.comより出典
だからここでは、思いっきり自分自身の事を話した方が良いですね。
なので、
- 名前
- 大学名
- 大学での専門科目
- 実習生としての担当教科
- 自分の生い立ちや母校との関係
- 高校時代の自分の事
- 趣味の事
- 好きな芸能人、好きな食べ物
- 将来の夢
- 教育実習生としてどんなことをこの3週間にしたいか
などなど、ですね。
では、自己紹介してみますね。
はい、みなさんこんにちは!
さっきは体育館で大勢の前でお話しして緊張しましたが、今はもっと緊張しています!
え~、名前は○○ ○○と言います。
出身大学は○○大学で、○○を専攻しております。
担当教科は音楽を担当しますので、皆さんの音楽授業も私が担当しますね。
よろしくお願いします(にっこり)
ところで、私の母校も実はこの学校で、みんなの先輩になるんですね。
で、もちろん私が生徒だった時も担任の○○先生には大変お世話になりまして・・・
(などなど昔話もあり)
・・・
そうそう、さっきも体育館で話しましたが、ラーメン屋巡りって楽しいですよ~
もし美味しいラーメン屋の事を知りたかったら気軽に聞いて下さいね!
などなど生い立ちや意気込み、また趣味の事なども話していきます。
ちょっと補足なのですが、生徒に話す時に大切なことは、どんな立場で話しているのか?が大切になります。
友達として話しているのか?
親として話しているのか?
お兄さんお姉さんとして話しているのか?
もちろん先生の立場であることは大切なのですが、一番良いのは
”親目線で話すこと”
が良いと僕は考えております。
というのも、先生たちは日々生徒に注意をしたり、叱ったり、褒めたり信頼したり・・・
そんな事を仕事としております。生活指導ですよね。
で、この生活指導の第一歩が
”注意をすること”
になるんです。
廊下でいじめの現場を目撃した時、もしあなたが実習生だったら迷わずに注意できますか?
もし自分の子供が誰かをいじめていたら、直ぐに叱り飛ばし諭し、なにがなんでも、どんなことをしても正しい道を教えると思います。
でも、生徒と先生のあなたが友達関係だったりすると、
”嫌われたらどうしよう”
なんて考えてしまい、注意出来なくなりますね。
先生って仕事は
”もしその生徒が自分の子だったら?”
という立場で行動できるかどうか、ということが一番大切です。
なので、この教室での自己紹介では、どんなことを話してもよいと思います。
ウケを狙っても羽目を外しすぎなれば大丈夫です。
”生徒達の親代わりになる!”
という気迫を持っていれば、生徒達もきっとあなたの愛情や気持ちを受け止めて、先生として受け入れてくれると思いますよ!
あ!ちょっと注意で、
日によっては翌日の連絡事項が多い場合などもあり、あまり時間をもらえない場合もあります。
担任の先生には
”どれくらいお時間を頂けますか?”
など事前にそれとなく聞いてみて、自己紹介で話す内容などを準備するのも良いですね。
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授業での挨拶や自己紹介のポイントは?
教室での挨拶や自己紹介ができたあなたなら、もう大丈夫です。
この授業での自己紹介はあなたの一番の得意分野、研究分野を自己紹介にする事なるので楽~く楽です。
ポイントは、
”お~先生凄い!”
という内容を嫌味なく伝えることです。
ちなみに僕の場合は楽器の演奏が専門なので、
直ぐに自己紹介と共にパッと一曲演奏しましたよ。
- 名前
- 大学名
- 大学での専門科目
- 大学ではどんな研究をしているのか?
- この教育実習ではどんなことを授業で伝えたいと考えているのか?
そんな、専門的な事を自己紹介に入れていくと良いですね。
では授業での自己紹介いってみますね!
はい、みなさんこんにちは!
今日から教育実習生としてこの学校に来ました
○○ ○○(名前)と申します。
3週間と短いですが、よろしくお願いします!
さて、大学では○○を専攻しておりますが、毎日○○の研究をしていまして・・・
・・・な驚きや面白いことが起きる毎日を過ごしていますよ!
など真面目な話から面白エピソードまで話します。
そんな時に、生徒に質問を投げかけ
そこから、授業へ展開していくのも良いと思いますよ。
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まとめ
自己紹介って人生の中で何回あるのでしょうか。
数えたことはありませんが、やはり実習生はいろんな状況での自己紹介を体験します。
実は授業を週に20コマ分持つとなれば、当然20回以上の自己紹介や挨拶が必要になります。
学年が違えば自己紹介をする相手も違いますよね。
そうです、自己紹介は相手やタイミングによってしっかりと内容を変えることが最も大切な事になります。
当然、学校なので、その目的はすべて生徒の成長につながる事ということになります。
生徒にとってみると、教育実習生との出会いがその生徒の人生を左右する大きな出会いになることも多々あります。
そんな大きな存在をワザとらしく狙ってもきっとウザイ、空気が読めない大人、として見られてしまいます。
大人も子供も先生も生徒も人間。
逆の立場で考えるとどんな先生を受け入れたいのか・・・って想像つきますよね。
自然体で、嘘はつかない、リラックスして、そうかといって“親代わりな先生であること”をルールに教育実習を楽しみに思えると、きっと素晴らしい充実感ある教育実習期間になること間違いなしです!
まずは最初の出会いである、挨拶や自己紹介を大切に、もちろん新しい出会いを思い切り楽しんでください!
そうだ!忘れないうちに・・・
素晴らしい出会いの教育実習が終わった時にはお礼状も忘れないようにですね♪
⇒【例文掲載】教育実習のお礼状や封筒への書き方!遅れた場合もご紹介!
ありがとうございました。
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