さあ、いよいよ6月からは教育実習期間が始まりますね!
楽しみでもあり、不安でもあり、ん~、いやいや悩んでも仕方がない!
やるっきゃない!
って行ったり来たりしてしまう教育実習前の気持ち。
ん~~~っわかります!!!
僕ももちろん何年も前にそんな気持ちを経験した実習生でした!
それが今では、実習生を受け入れて教える立場になっております。
これまで何人もの実習生を直に教えてきた経験を持つ僕が眠れない
”あなた”
の為にとっておきのアドバイスをドーンと公開しちゃいます!
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目次
教育実習の5つの心構えや心の準備とは?
そんな心構えを5つご紹介しますね!
①学校での教育実習の目的は?
一つ目は、そもそも教育実習の目的ってもう一度考えてみましょう。
制度上の事であれば、各大学で教員免許を取得するために”教職に関する科目”の中の教育実習で5単位を取得する必要があります。
でもこの5単位ってとっても大切な意味合いがあるんです。
これまではいろんな教育に関する勉強を講義や教科書から、また事前の大学での模擬授業などで学ばれたことと思います。でもやっぱり実際の生徒たちや先生方と共に活動することでしか解らない、
”学校現場の空気”
を知ることが一番解りやすいですよね。
でもこの”学校現場の空気”って本当にそもそも現場で、
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ~~!」
ってず~っと前に青島君が言っていたその通りなんです。
講義室と現場との違いは、その場、その場での実際に見て感じた人だけのガチの判断ですよね。
実際の社会人として、何より先生として生徒から見られる現場での判断や行動は、講義室では経験できないことになりますね。
そんな経験をしてもらう事が一番の目的になります。
だからこれからの現場での経験を
”楽しみ~~!”
って感じることができるように、シュミレーションすることって、非常~~に大切なことですね。
きちんとシュミレーションをして、先生としての”熱意”を持ってこの教育実習を迎えることが何よりの第一歩です。
では、どんどん教育実習をシュミレーション出来るようにいろいろとお伝えしていきます。
②学校での教育実習生の立場を知ろう
2つ目は、教育実習って、実習生が
「実習させてください!」
という依頼の元、各学校が”ご厚意”で
「教師を目指す若い学生さんの為に力になりましょう!」
というのがまずは学校と実習生の立場になります。
というのも、学校の先生たちは日々学校を運営する為に
- クラス運営(担任、副担任)
- 授業
- 授業準備
- 生徒指導案件(生徒個別に問題がある場合の対応)
- 校務分掌(進路指導部、生活指導部、教務部など)の仕事
- 部活指導
などの日々の仕事をしながら、教育実習生への指導も行うようになります。
なので、いつものお仕事+αということで、お仕事が増えることになります。
また、実習生に実際の授業を任せて実習をさせてくれます。
これって、
”ちゃんと教えれるかなぁ?”
”生徒が出来なくなったらどうしよう~”
とか悩むものなんです。
例えるならば、ビュンビュン走っている車の運転手がパッと代わるような感じなんです。
もちろん、隣には指導教員という運転手さんが、事故がないように見守っております。
でも、それってやっぱり心配だし、やる気のない実習生には運転させたくないもんですよね。
やっぱり、先生も人間ですもの。
だから、まずは実習生に力を貸そう!という学校の”ご厚意”を忘れてはならないです。
③先生としての立場を知ろう
実習期間の一番最初には実習教官の主任もしくは教頭、校長の各先生からの講和があると思います。
そこで必ず教えて頂くことは、
”教育実習生ですが、生徒からは先生として見られます。”
これですね。
これって、本当です。
www.lib.osaka-kyoiku.ac.jpより出典
ちょっと思い出してみると、ご自身が生徒だった頃、若い教育実習の先生も、子供と大人っていう区分では、”大人”として見ていたと同時に、やっぱり
”先生になりたくて頑張っている人→先生”
なように見ていたと思います。
もちろん、生徒はあなたの事を
○○先生!
って呼びます。
周りの先生方も
○○先生!
って呼びます。
ちなみに、保護者ももちろんです。
とにかく実習生は”先生”なんです。
先生って社会的に見るとどんな立場でしょうか?
例えば、飲酒運転でもして事故を起こしたら、ほぼ一発で新聞沙汰です。
それほど、先生とはこうあるべきっていう社会的立場があるんです。
それは、生徒のお手本であるべき存在。子供たちを人間的に正しい方向に導き、良い品格、良い人格を育む教職という大きな期待があるんですね。
だから、学校の先生ってお勉強を教えるだけが仕事ではないんですよね。
生徒にとっては
”あの教育実習の先生に出会えて、私の人生は救われた!”
なんて、事もよくありますよ。
大切な事は、
”先生としての行動ではなくて”
”人としての行動”
をいつも考えてみると良いです。
先輩として、かわいい後輩をみるように・・・
だから変な”先生としてのプレッシャー”
みたいなものは必要ないですよ~。
④生徒の目線を考えよう
これがとっても大切。
先生って職業はコミュニケーション能力が一番大切です。
良いコミュニケーション、良い会話を交わすことってやっぱり、相手の目線に立ち相手を思いやることですよね。
でも大人と子供ってどうしても目線が合わなくてどうすれば理解しあえるんだろう?
って考える時もありますよね。
子育てでも。
それって、先生が
”生徒が何考えているかわかんない!”
っていう感じと似ています。
でも、これって生徒にとってみても、
”自分の気持ちを解ってくれない、やっぱり大人だから、先生だから・・・”
っていう感じです。
だから、年が近い教育実習の先生には解ってもらえるような気がする・・・
だから実際に、しっかりと彼らを解ってあげて欲しいし、話も聞いてあげて欲しいと僕は思います。
もちろん先生も彼らを理解しようしなければなりませんが。
実習生だからこそできる強みがこれだと思いますよ。
⑤生徒を叱れるかどうかがとても大切!
これまで、教育実習生を何人も見てきましたが、一番多かった悩みは、
”叱れない”
です。
・
- どのラインまでOKでどのラインで注意や叱・るが必要なのか?
- 注意しなきゃって思っても尻込みしてしまう。
この悩みって当然なんです。わかりますか~~?
だって生徒を導く上で一番難しいのが叱ることですから。
タイミングや言い方を間違ってしまうとややこしくもなります。
ベテランの先生はこの辺りも物凄く上手いんです。
⇒怒ると叱るの違いとは?小学生から学んだ良い叱り方がコレ
でも、これに関しては経験が全てです。経験とは真剣な良い失敗を繰り返すことで育まれます。だから、是非実習でチャレンジして欲しいことですね。
やれば出来る!
頑張って!!
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>【おまけ】実習指導教員の悩み
これってなかなか教えてくれないことだと思いますので、あえて書いてみますね。
指導教員はまずはどんなところを見ているのか?
・社会人としてのマナーやモラルを持っているか?
無断の遅刻や欠席をする事は、もちろん良くありませんが、特別な事情がある場合の連絡の仕方も大切なモラルですね。
社会人としての先輩方全ての方々へ、尊敬の念を込めて、学ばせて頂く姿勢や、一人前になろうと努力する姿勢も大切ですね。
服装もきちんと謙虚である事はもちろん当然。
・教員になろうと思う熱意や努力があり、積極的に生徒に接しようと研鑽しているか?
授業見学や、指導教員への質問があり、授業準備や指導案作りを真剣に考えているかは、やっぱり見ています。
そんな中での授業以外の放課後や休み時間の生徒への接し方など、人柄が表れるシーンは最も大切な時間なんです。
性格に裏表がなく、真摯に生徒と接する事が出来るかどうか?
また先生自身の考えや大人としての信念によって、どう生徒を導こうとしているのか?
そんな教員としての裸の部分をやはり指導教員は凝視しています。
以上2点が全く無い場合、指導教員は、何をどうやって教えればよいのか?
またどこまで実習生を指導すればよいのか?
これで悩んでいる教員を見てきたわけです。
まとめ
教育実習の目的って、やはり現場で貴重な経験をする事ですよね。
でも何の準備がなく体験しても、意味のない失敗になってしまいます。
失敗は誰でもあります。
でも、チャレンジしたからこその失敗とタダの失敗とでは、失敗の質が違いますよね。
大学生は学生でもあり社会人でもあります。
でもこの教育実習は完全に社会人としての実習になります。
生徒と共に考えていろんな話をしたり、相談に乗ったり、生徒から質問されたり、廊下で何気ないトークで盛り上がったり・・・
僕は教育実習が最高に楽しかったし沢山悩みました。
今でこそ笑って言えますが、当時は眠れない日もあったくらいです。
学校の先生って素晴らしい仕事です。
何が素晴らしいのか?
それを是非体験してきてくださいね!
きっと
”楽しかった~”
と感じるはずですよ。
ありがとうございました。
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