教育実習をやめたい!生徒からなめられているように感じる方へ

あ~、もうやめとけばよかった・・・
教育実習・・・

その気持ち
解ります!

その理由はこのようなものかもしれませんね。

  • 生徒から何やら冷ややかな視線を感じる
  • 生徒になめられているような気がする
  • 生徒への注意の仕方が難しい
  • 授業が上手くいかない
  • 上司や同僚と話が合わない、というか馬があわない
  • 忙しくて帰りが遅くなる
  • 実習担当の先生がとにかく嫌
  • 毎回の授業計画の提出が本当に辛い
  • そもそも教師になる気はないけど教員免許は欲しいだけだから辛い
  • 「そんなんじゃあ授業を任せられない!」とかキツク言われた
  • バイトを休んでまで実習に行きたくない

私も教育実習生だった頃もあり、先生になってからは沢山の教育実習生の担当もしてきました。

だから、辛いことの幾つかは想像できます。

もちろん、これらを解決する方法があるんです。
というか、これらの事が解ってきたからこそ、私は先生を長らく続けてこられたのかもしれないですね!

この記事では、“生徒からの冷ややかな視線”や、“生徒からなめられているのでは?”
という事について解決方法についてお知らせしていきますね~。


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目次

生徒から何やら冷ややかな視線を感じる

”生徒から冷ややかな視線を感じる”とか”生徒からなめられているような気がする”

という事は私も経験があります。

きっとこれはどんな先生でも経験があると思います。
これの原因は、
”先生の良いところを生徒がまだ探せていない状態”

なのだと思います。
生徒は先生と初めて出会った授業やクラスで、じーーっと先生のことに興味を持って見ます。この先生どんな人なんだろう??
そんな興味を持って生徒が一生懸命に先生の良いところを探している最中に、誤解されてしまうような一言
例えば

・・・下ネタ・・・とか

が入ってしまったり、先生として見ることができないような

汚い言葉や拙い言葉、などの言葉使い(若さや誠意のある若者言葉ならば大丈夫)があった時には、やっぱり生徒の頭の中には「この人大丈夫????」と先生というか大人としての立場を心配されてしまいますよね。

さて、もしやってしまったな・・・

と感じた時はどうすればよいか?

それは、先生自分自身が一番真剣に人に語ることができる「自分の夢」や「自分が大切にしていること」を授業やクラスで話してみることから始めることが良いと思います。

私も当時高1のクラス担任をしていた5月頃、なんか最近生徒の視線がそっけないな~とか冷たいな~と感じた事がありました。
そんな時に学級委員の生徒やその友達が放課後の教室に残っていたので、それとなく聞いてみました。その答えは

「ん~、たぶん先生があまりクラスに居なくて、というかみんな先生の事を知らないんだと思いますよ。ん~だから逆に先生が自分自身の事とか、もっといろんな話をしてくれるとみんなも親近感がわいて、あ~、こんな事考えている先生なんだ~って安心するんじゃあないかなぁ」

と言ってくれました。

”あ~、なるほど!生徒も僕もお互いのことを知らないから疑ったり、誤解したり、どうでもよくなったりして、冷たくそっけなくなるんだな~”

と気が付いた私は、そこに残っていた生徒に、自分の性格や高校時代の話、など少しずつ

“自分の事を話していく”と、生徒の顔も笑顔になって、逆に生徒が私にどんどん自分自身の悩みや楽しかったことなどや、クラスの問題点や人間関係の事も話をしてくれました。

“先生の良いところを生徒がまだ探せていない状態”これって、友達同士でも同じだと思います。友達の良いところを認めてからやっと友達になり仲良くなることと似ています。生徒は先生の事を知りたい(人の良い個性や良い性格を探している)のです。

な~んだ。子どもたちってそうなんだ~(笑)
ちょっと可愛いな~・・・

実は生徒への注意の仕方が解らない場合も、全然知らない生徒への注意と知っている生徒への注意は違いますよね。でも、生徒が先生の良いところや得意な事、将来の夢などを知っていて、注意されるのと、知らない人から注意されるのでは受け取り方も全く違います。

よくよく考えると、学校って人ばっかり!
生徒も人、先生も人、実は保護者も人。

しかも、生徒は当然いろんな個性があるし成長段階。
もちろん先生方も中学や高校では専門職に近い感じでとても個性的な方や、とっても根暗だったり元気なかったり、とっても元気ハツラツな先生だったり。

だから、
“いろんな年代の個性豊かなであまり知らない人々が一緒に半日暮らしているようなところが学校”

なのだと私は思います。
だから、生徒も先生も相手の事を知らないまま、ぶつかる事があって、ぶつかる前に避けるようになって冷たい視線(先生への誤解も)があったりして息苦しくなるのだと思います。

いろんな生徒がいるからこそ、まずは先生自身の事を話してみて、生徒が先生に興味を持って安心して接することができるようになるかもしれませんね。


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生徒からなめられているように感じる

さて、この生徒からなめられているように感じることは、やっぱり教育実習生だけではなくて現役の先生方も一度は経験があることではないでしょうか。

私も先生になりたての頃はやっぱりそう感じたことは何度もあります。時には、ガツーんと生徒を怒鳴り散らしたりもしましたが、怒鳴ったところで逆に誤解されたり、自分が伝えたかったことが全く子どもたちに伝わっていなかったり・・・失敗の連続で凹みまくったり。今では良い思い出です(笑)

ある先生からは、
「20代の時はみんなそうだよ!30歳になれば生徒からの見られ方が変わるよ。」

とか励まされたりもしました。

そんな私も幾つかのポイントが解ってきたようにも感じます。

そのポイントとはコレです↓

“生徒に何を伝えるために学校にいるのか自分の信念を持ち覚悟を決める”

になります。

生徒に「先生っていい人だな~」とか「へ~そんな得意なことがあるんだ~」と先生自身の事を話してみると生徒はわかってくれるよ!という先ほどのお話でしたが、次は

一人の強い意志を持った大人

として見られるかどうか、なんです。

  • 要は、これだけは自分は曲げられない信念を大切に自分の心の中に持っているかどうか、ですね!
    私はこれが教員としての適性として最も大切な教員魂のようにも感じます。例えば、 

    社会生活を送る上で最も基本的な“信頼関係”が大切なのであれば

    • あいさつが出来るようになって欲しい
    • 嘘は簡単につかないようになって欲しい
    • 敬語が使えるようになって欲しい
    • 人助けが出来るようになって欲しい
    • 先輩や後輩を大切にして欲しい
    • 友達を大切にして欲しい
    • 親を大切にして欲しい
    • 人の話をしっかりと聞くようになって欲しい

    子どもたちが夢や将来の目標を大切に考えて欲しいのであれば

    • 夢を描いて欲しい
    • 夢をあきらめないで欲しい
    • 目標を叶えるために計画性を持って欲しい
    • 学習や勉強にも興味関心を持って欲しい
    • いろんな大人や社会を見て知識、経験、体験を深めて欲しい
    • 真剣な失敗を積み重ねて成功するようにチャレンジして欲しい
    • 出来ないと言うより実際にやってみて欲しい

    など、いろんな具体的な事があげられます。

    そのような先生としての信念でも良いですし、人として自分が何をする為にこの学校で先生をしているのかという信念と、それをやり切る覚悟があると、先生から出てくる言葉に力が出てきます。
    その力が説得力になり、“一人の強い意志を持った大人”として子どもたちから認められることに繋がります。

     

    先生が怖いから舐められない・・・

    のとはちょっと違いますね。

    実はこの“怖い”というのと恐怖とは随分と違います。
    怖いに“尊敬の念”や“認めている”という事を生徒が感じているかどうか、がとても大切ですね。

    私が学生だった頃はよく先生から叩かれたりなど今で言う体罰がありました。でも叩かれても“尊敬している先生”と“反抗できない恨みに思う先生”と“叩かれるくらいなら徹底的に反抗してやる!”のような3種類の体罰がありました。

    本来はどんな体罰もよくありませんが、言葉でも同じようなものだと思います。

    “注意されても尊敬できる先生”
    これが、生徒から舐められない先生なのだと私は思います。
    もちろん

    “一人の強い意志を持った大人”

    これを目指すのは、先生という職業だけではありませんよね。
    だから、もし教育実習で体験されたのであれば、人として成長する大きなチャンスかもしれませんね!


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    まとめ

    教育実習を行うとやっぱり気になるのは生徒の反応や表情だと思います。
    冷ややかな視線や、なめられているように感じる事は、最も最初に感じる先生としての悩みであり、とても難しくてもしかしたら誰も教えてくれないような問題点かもしれないです。

    でも、ちょっと落ち着いて生徒の立場になって考えてみると、自分自身も先生の事をいろんな角度で見ていたり、“先生はこんな人だ!”ってポジティブにもネガティブにも決めつけていることもあったと思います。

    あの先生の事だけは尊敬していたなぁ~

    そんな先生はもしかしたら身の上話や恥ずかしい話もしてくれたかもしれないですね。
    また、説得力のある大人として先生としての信念が見えることもあったのではないでしょうか。

    やめる事や諦める事はいつでもできる!
    でも3週間をやる抜くには考えて行動する困難が待っています。
    その困難に立ち向かう事こそが教育実習の最大の学びであり、生徒からの笑顔や「先生!ありがとうございました!」という感謝の言葉という贈り物かもしれないですね!

    素晴らしい教育実習になることを願っています!!


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