僕が音楽を教えていて必ず生徒に言う基礎的な約束事が幾つかあります。
その中の一つに、
些細な事でも失敗や成功の理由を言えるように
という事があります。
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目次
生徒が成功するための話し方や教えるコツとは?
僕は生徒に、こう言います。
僕「お、今、なんかさっきより良かったよね?」
生徒「はい。」
僕「なんで?どこがさっきと違ったの?
なんかコツがあるなら僕に教えてよ。」
生徒「ん?なんて言えばいいんだろう」
生徒「でも違いといえば、準備の仕方かなー。
わかりました!上手くいく時は、準備をしっかりしてから、
僕「なるほど!いいねー。では、もう一度、
生徒 演奏する
僕「やっぱり上手くいくね!」
僕「ねえねえ、今、僕はなんにも教えてないのに、
「
僕「じゃあ、次は、ここを演奏してみてくれる?(
生徒 演奏するけど上手くいかない…
僕「今って上手くいかないよね?
生徒「・・・わかりません」
僕「わかりません、というワードは言わないようにしよう。
生徒「んー。準備は出来ていたけど、なんでかな。
僕「いいねー。理由は、ほとんど正解だね。
難しいから自然と力んでしまって、難しい箇所が更に難しくしてしまっていたんだよね。」
「でも、何より良かったのは、出来た理由と、出来なかった理由をとにかく探そうとした事。
落ち着いて観察して、理由を探せる人は、必ず上手くなるから。
あなたもきっと上手くなるよ」
僕「では、今日のまとめだけど、失敗と成功には必ず理由があって、だいたいの人は、失敗した時は理由を考えて、へこむよね。」
「あーまた同じ間違いをした!って。」
「でも、よく考えると、練習って、出来るようになる為に練習するよね。」
「だから、どうせなら成功した理由を探すようにする。」
「実は、失敗の裏返しが成功だから、失敗と成功の理由って同じような事が多いよね。
だったら、失敗からの成功体験を大切にして、成功まで何度も試す。偶然でも成功した時には、その理由をしっかり把握して、どんどん試す。」
「そうすると次も必然的に成功出来るようになる。
自分なりの成功の方法が何度も出来れば、やっぱり出来た!って思えるよね。」
「成功の方法を自分の身体に染み込ませるのが正しい練習だよ。
もちろん、成功の連続を目指す練習は楽しいしね。」
「そんな時は、
失敗したダメ出し理由を探すのではなくて、
成功の方法が出来ていなかったから、成功しなかっただけ!
気にしないで成功方法をもう一回やってみよう!かなり前向きな練習スタイルが作れるよね。
この方法は本当に楽しい良い方法だから、やってみてね。」
「この方法、誰にも言わないように!」
僕はよく誰にも言うなよ!って、冗談みたいに言います。
”必殺技だから!”
っ言うと、生徒の頭に特別枠として入り、ずっと記憶に残りやすいからです。
まとめ
成功の理由を考え、成功する事を反復する。
理由を考える時には、失敗の理由も考えて、へこむのではなくて、成功への理由として前向きに変換させる。
そんな事を、僕は楽器の習得から学びました。
中学生の頃に父親によく言われたのは、上手くなりたかったら、観察しなさい。
なぜ、あの人は、上手くいっていないのか?
なぜ、あの人は、上手くいっているのか?
どっちもしっかり観察する。
そんな風に、技術は人から盗め。
上手い奴は、観察が上手い。
って、よく言われました。
僕は、両親の事を尊敬しているので、何故かそんな大切な言葉は、素直に聞く事が出来ました。
どこまで実践出来たかは怪しいですが亊
でも、やっぱりいつも、楽器や音楽以外の分野でも、
スゴイ!
って感じた時には、自然と理由さがしをしていました。
ごくごく当たり前な話かもしれませんが、
もし共感して頂けましたら、幸いです!
ありがとうございました。
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