心温まる話です!人の優しさとビジネスの原点?

毎日、同じように電車に乗って仕事に行きます。

同じような毎日・・・

忙しくてだんだん気持ちも狭く、気持ちも冷たくなっていくことってありませんか?

 

眉間にしわがよって、いつも難しい顔をしていたり。

僕も笑顔で、楽しく、心軽くいようと思っていますが、通勤している時など、とっても険しい顔をしているかもしれないです。

 

気が付かないうちに・・・

そんな先日、駅の自転車置き場でとっても心温まることがありました。


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目次

心が温まったちょっとした話

僕はいつも自宅から駅まで自転車で行き来しています。

その日は、少し遅い出勤だったので、いつも駐輪している駅に一番近い自転車置き場が一杯で空いていなかったんです。

 

実は駅の真逆に同じような自転車置き場がありまして、そっちに向かいました。

 

そこで、

自転車を係りのおじさんのところまで持っていったら、

憮然と

 

「なに」

 

かなりの無表情で、一言だけ・・・

“なに?じゃあないよ。自転車を止めにきたんだよ”って言いたい気持ちを我慢して・・・

 

「もう空いていないですか?」

 

と聞くと

 

「ないよ」

 

表情はなんにも変らないです。

 

僕は、この駅の真逆の自転車置き場の愛想の無さは知っていたので、心の準備が出来ていた受け答えでした。

 

僕もそのままなにも言わないで、すぐ隣の町の人が営んでいる、一日150円の民家の一階のような自転車置き場に置くことにしました。

そこはいつも大体空いているんです。

 

 

やっぱり一台分だけぽっかりと空いていました。

そこはいつも誰もいない無人の駐輪場なんです。

 

あるのは、大きなペットボトルの料金入れだけ・・・

 

そのペットボトルの料金入れはカラの料金入れでした。

恐らく、店番の方が偶然いなかったのか、貯まった料金は回収して家の中にいたのか・・・

 

そんな、ペットボトルに150円を入れようとした僕の財布には50円玉がなくて、両替する時間もなくて200円を入れたんです。

 

自転車についていた一枚のメモ書き

仕事が終わり電車で駅について、その無人の駐輪場に着いたときに、僕の自転車に一枚のメモが貼り付けてありました。

 

”ご利用ありがとうございます

おつりがありますので2F迄お願いいたします。”

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僕は正直、200円を入れていたことを忘れていました。

お釣りは50円です。

 

 

なんて律儀で正直なんだろう。

ペットボトルには他のお客さんからのお金も入っていただろうに・・・

もちろん無人の駐輪場のペットボトルなので、誰のお金かもわからないし・・・

 

 

きっと、僕が朝、自転車を止めてから、すぐにお店の店番の方がペットボトルを見て200円が入っていて、新しく止まっている自転車を見つけたんだろう・・・

 

でも、たかだかペットボトルの50円

 

あれもこれもいろんなことがその張ってあったメモ書きを見て考えてしまいました。

 

とても律儀で正直

 

 

嬉しかったです。

 

 

心が正直で、嘘がつけなくて、僕の50円を大切にしてくれた。

 

考えてみれば、僕も200円しかなかったので、無人の駐輪場で、100円だけ入れて立ち去ることもできた。

でもやっぱり、200円を入れた。

 

50円を返そうというモラルがとても温かく思えてしまいました。

人の優しさとビジネスの原点

僕はこの体験から、少し離れた駐輪場だけど、そのお店には自転車を止めたくなりました。

間違っても、駅の逆側の駐輪場には止めたくないです。

 

「なに」

って言われますから。

 

やっぱりこの無人の駐輪場は誰もいないことが多いですが、こっちに止めたくなります。

温かいからなんです。

 

駅の駐輪場は一日100円です。

この無人の駐輪場は少し離れていて150円です。

 

屋根がついていて少し離れていて150円。

 

それ以上に、温かさがあります。

 

僕はビジネスって、お金を儲けることだと思っています。

 

でも、その原点にあるのは、

”ありがとう”

の気持ちの対価としてお金があるものなんです。

 

人に上手に言って、お金を沢山知らない間にむしりとるシステムにどっぷりはめ込む。

もちろん合法に・・・

 

そんな商売やっている人、いっぱいいます。

 

大した効果があるのかないのか・・・

洗脳に近いようなことをやって儲ける人もいます。

 

いろんな商売があるけど、

 

”ありがとう”

って言われて後から自らお金を支払いたくなったり、またお願いしたくなったり。

 

そんなビジネスが本来のビジネスですよね。

 

嬉しくもないのに、なんか金ばっかり取られる。

”それ高いよ!”

って思いながら、支払わなきゃいけないからしぶしぶ支払う。

 

そんな感謝に見合っていないビジネスも沢山ありますよね。

 

でも、ごく稀に、こんなにしてもらって、こんな安い値段で逆に申し訳ないです。

って時もあります。

嬉しい時もあり、逆に

”なんか裏がるんじゃないの?”

って感じる時も。

 

なかなかビジネスって難しいですよね。

 

でも動かぬ原点は

”温もりを感じるビジネス”

 

なんです。

 

僕はこの無人の駐輪場の方に本当に感謝しております。

 

50円なんかよりも、ず~っと価値のある温もりを頂いて・・・

 

そんな温かい気持ちを頂いたので、持っているペンで

”ありがとうございます。でも大丈夫です!!”

って書いて、ペットボトルの横に紙をお返ししました。

 

なんか嬉しくて、写真をとってしまいました。

50円は頂かないで、メモにお返事を書いて。

 

僕がペンで書く前のメモの写真を撮ればよかった・・・

僕が返信を書いたメモじゃあ、なんか温もりが少なくなったように見えてしまって・・・

ちょっと後悔しました。

 

僕の地元って良いでしょ!

 

またこの町が好きになりました。

 

ありがとうございました。

 


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