チームワークは仕事に必要!合唱コンクールからの学びとは?

あ~、仕事が楽しくない・・・

やりたいことが全然出来ない・・・

あんな上司がいなければ・・・

もっとわかってくれる仲間がいれば・・・

仕事ってチームがもっとまとまって前に向くもんだろ!

部下が全然言うこと聞かない。あ~今日も辛い・・・

 

そんな経験ってありませんか?

 

実は僕のクラス高校生たちも同じような悩みを抱え、それが見事に解決し、とっても効率的楽しい活動ができたんです。

どんな活動か?

 

ジャーン!

クラス対抗合唱コンクールです!

 

合唱もチームで目的を叶えようと、作戦、時間管理、他のクラスのリサーチ、曲の研究、その他沢山の活動が必要になりますが、社会人の仕事にも似ています。

 

更にちょっと想像して下さい。

 

クラスにはいろんな生徒がいます。

部活と違って、ある日、偶然同じクラスになり同じ教室で勉強している。

もちろん元々合唱がやりたくて入部した合唱部員ではないです。

だから合唱コンクールにチャレンジしようとしても、当然温度差が猛烈に出てくるんです。

そんな彼らが合唱コンクールで見事な演奏を披露して賞まで獲得できたんです!

 

合唱を上達させる事と仕事で成果を出す事は全てに於いてよ~く似ています

 

仕事もいろんな考え方を持った方々が集まりますよね?もしかしたら、嫌々仕事をしている人も、チームにいるかもしれません。

 

合唱も仕事も似ている!

 

今回はちょっと高校生の彼らから学んでみませんか?

たかだかクラス合唱?

いや!

クラス合唱からの学びは大きいです!

必ず得る物がありますよ!

合唱の練習方法や選曲、指揮のコツなどはこちらでまとめてお知らせしております!
合唱の練習総まとめ!クラス合唱にも役立つ選曲から本番まで!

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目次

どんなチームワークが仕事効率を向上させるのか?

効率的とは、ある決まった時間の中でどれだけ目的に近づけるか?

を示すモノサシですよね。

例えば、あるチームは、1週間に100万円の売り上げをあげたけど、あるチームの売り上げは5万円だった。

 

その裏側にあるのは、同じ時間を与えられているけど、成果が全く違う、という現実で、やり方です。

 

僕の基本的な考えは、1人の人間が1時間しかないのであれば、同じ人間が10人いれば、1時間が10時間分の働きになります。

チームが効果的に働けば同じ時間でもその人数分に比例して効率的になりますよね。

 

当ったり前な理屈なんですが、これがなかなか難しい!

必要な条件は、

・1人1人が目的に対して叶えたいと切に願っている

・1人1人がリーダー目線で最善の方法を考える

・一度みんなで決めた方法はみんなでやり切る

・全員が自分だけの得意分野を持ちお互いに尊敬の念がある

・1人1人が良い意見を発言できる環境がある

・良い意見はどんどん実現できる

・リーダーに魅力を感じて信頼している

そもそもなのですが、元々チームワークが良いって絶対にあり得ない事です。

だって、人との出会いには必ず始まりがあるからです。

だから工夫がなければ絶対に良いチームワークって出来ないです。

 

仕事の効率が良いチームって、偶然効率が良かった!とうことは無いです。

そのやり方を知っている凄腕リーダーが必ずいます。

でも、クラスって同級生の集まりなので、やり方を熟知しているリーダーは当然おりません。

 

しかも、同級生の言う事を素直に聞くわけない!

大人の世界や部活では上下関係に物を言わせ、トップダウンな命令でもある程度は、チームが動きますが、クラスでは即、

 

揉め事

文句

クラス崩壊

 

に繋がります。

そんな彼らが、どんな生なぶつかり合いをする中に、こんな条件を備えて極めて質の高い、効率的な練習が行えたのか?

 

そんなところを合唱コンクール前の彼らの事を紹介しながらお伝えします。

 

合唱コンクールでよくある困ったシーン

モチベーションに温度差がある

今日は放課後練習するよ~!

ってリーダーが言っても当然のようにいつも決まってサボる男の子がいます。

○○っていつも練習にいないよね!

何考えてんだ~。

”面目に練習に参加する生徒からの不満が爆発!”

 

ってパターンはお決まり合唱あるあるです。

 

 

リーダーの指示が曖昧

一曲通して歌ってから・・・

う~ん、もっと声出して、元気がない

じゃあ、最初っからもう一回!

 

う~ん。

もっと歌詞をハッキリ歌って・・・

じゃあ今日はもう時間だから、お疲れ様。
ん?

今日は何の練習したんだ?

まっいいか、帰ろ~。

 

ってよくあります。

具体的な指示や目的に確実に進んでいる実感のない練習です。

努力の成果を感じられない拘束ほど辛いものはないです。

 

 

リーダーから命令される

テノールパート!しっかり練習して!

もっと真面目に練習して!

私語がうるさい!

 

 

 

リーダーが言っていることは間違っていないけど、な~んか言うこと聞きたくないなぁ

ってこともよくあることです。

 

生徒だったら、

”はぁ?何いってんだ?”

 

って喧嘩になってしまいます。

 

 

チームで決めた事を守れない

放課後にみんな集まれないんなら、昼休みに全員集まってね!

昼間集まれない人は手上げて~!

”シーン”

じゃあ、みんな集まろう!

は~い

って言っといて、2,3人体育館に遊びに行く・・・

 

約束しておいて約束を破られると、もう信頼関係はズタズタに壊れてしまいます。

しかも、断りもなく平気に欠席する・・・

 

一度約束したんなら守んないと大変なことになりますよね。

守れないと、不満が上がり、結局信頼関係が作れなくなります!

 

 

ダメ出しばかりで頑張っても認めてくれない地獄の日々

歌っても歌っても・・・

 

そうじゃないんだよね!

もっと真面目に歌ってよ!

 

”また歌う”

ん~、やっぱり違うんだよね!

音外れているよ!

もっと聞いてよ!

じゃあテノールもう一回!

 

全然違うよ!

 

って、なんとかしようと努力しているのに、全て否定!

その気持も察してくれなくて、どにかくダメ出し・・・

 

あ~、辛い。みんなが聞いているのに一人で歌わされて・・・

 

ああ、地獄の日々・・・

 

 

こんな日々もありましたが、ある日をキッカケに効率的な練習へ劇的に変化していきました。

 

 

合唱の練習効率が向上した瞬間

実は、僕は指揮者としてのリーダー生徒にこんなアドバイスをしたんです。

”良いところを探して褒める”

”指示はかなり具体的に”

”出来ないパートには付きっきりで一緒に練習してちょっと向上したら褒める”

そんなアドバイスを真剣に聞いてくれた指揮者の生徒はとても謙虚で素晴らしかったのですが、

本当にきっちり実行してくれたのがまた素晴らしかったです。

 

リーダーの本心からの

 

”褒め言葉”

”具体的な指示”

がチームが何をすれば良いのか、またどうなれば合格なのか?

という事が解りやすくなり、練習内容もグッと絞りこまれました。

もちろん良い所もしっかり探し認めてくれるので、雰囲気がガラリと良くなりましたね。
指揮者についてはこちらの記事もおすすめです!↓
合唱の指揮のコツ!中学生クラス合唱指揮者に伝える5つのポイント!

 

リーダーのやり方は伝染する

面白いもので、リーダーの褒め言葉や笑顔はチーム全体に伝染するんです。

いろんな生徒が、

”それいいね~!”

とか

”もっと具体的に!”

みたいな声掛けがクラスに飛び交うようになったんです。

 

”これはどう?”

”今の良かったね~”

クラスの言葉の使い方が大きく変わりました。

 

お互いが良い所を見つけ、練習した向上を認め合い、また褒め言葉で肯定して貰える!

 

”練習が楽しい!”

とみんなが感じた瞬間です。

 

 

お互いが判断する練習

きっと指揮者はこう歌って欲しいんだよ~。

じゃあこうかなぁ?・・・

 

そうそうそれだね!

ん~、今のは失敗!

 

クラスのいろんな生徒がリーダーが求める事をしっかり共感して、みんなが判断して

Yes

No

がハッキリした練習をしていました。

なんとなくグレーは無しです。

 

当然、YesかNoの2択なので、なぜNoなのか、なぜYesなのかを本気で考えるようになりました。

それぞれが自信を持ってYesを言えて、Noと言ってもとっても前向き!

これって最高なチームです!

 

 

文句から意見に変わった会話

文句が飛び交うチームの雰囲気。それが、意見としての言葉が出るようになった。

これもやっぱり、褒められたからこそ、文句じゃあなくて、相手を思いやる謙虚な意見として言葉にできたんです。

褒め言葉や前向きな意見に対して、文句で返すような人っていないです。

自分を認めてくれている人に対して文句なんてそもそも言わないですよね。

クラスの会話には文句が無くなりました!

 

 

チームの中での居場所

それぞれが自分自信の居場所が作れました!

自分って必要にされているんだ!

これって、周りが認めてくれているからこそ感じることですよね。

 

認めてくれる仲間がいる場所って安心感もあるし、逆に何かをしてあげたくなります。

 

認めてもらえるから、助けたくなる。

 

助け合いのクラス、認め合っているクラス

って良いですよね!

 

 

小さな目的を達成する喜び

クラスには大きな目標として曲の完成がありましたが、それを叶える為に具体的な小さな目標が沢山ありました。

それを、リーダーが一つ一つ箇条書きにメモとして残してあったり、みんなからの曲の練習課題など、そんな細かい一つ一つの目的が一つずつ出来ていって褒められていく!

そんな確実な前進が嬉しくて、小さな目的を達成する喜びに満ちていました!

 

やっぱり大きな目的を叶える為のロードマップである小さな関門を、全員が知っていて、それに対してみんなで知恵を振り絞っての練習って、
イェ~イ!

って感じのハイタッチがあるような楽しい練習なんですね。

 

 

時間を忘れるほどの集中

本番前日の練習は、下校時間を超えてしまって他の先生からも怒られるくらい、みんな練習に熱中していました。

だって、やればやるほど上手くなるし、とにかくこのチーム、クラスの仲間と一緒に頑張っていることが楽しくて仕方がない!

 

チームがとっても効率的に動けている時って、楽しくて仕方がないので、時間を忘れて練習してしまいますよね。

 

 

チームの仕事効率を向上させたいならコレ

さて、子供たちのクラスのチームがとても効率的に目的に向かって進めました。

もしこれが、大人たちの会社などではどうなるのでしょうか?

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mantanlife.com

 

良い意見を吸い上げる上司

クラスでは、リーダーがみんなの良いところを認め

”褒める”

ことをすることからチームが劇的に変わりました。

 

部下の良い所を認める事って器の小さな上司では出来ないですよね。

だって、立場を守る為に自分が何としてでも一番じゃなきゃいけないんですもの。

 

でも、本当に素晴らしい上司って、部下を信じて任せてもくれるし、
”○○さんの力を貸してください”

ってくらい謙虚に気持ちを乗せてくれます。

 

そんな部下は上司に気がついた素晴らしいアイデアをどんどん言ってくれるんです。

だって、認めてくれているし、

 

”それっていいね!やってみよう!”

 

って良い事はどんどん現実にさせてくれそうですもの。

 

アイデアこそ財産ですよね。

どれが当たるか解らない!でも出てこなければそもそも当たらない!

ですよね。

良い意見を吸い上げてくれる環境を作ってくれる上司ってチーム全体のアイデアがどんどん湧き出て効率的になっていきます。

 

 

自主的な判断が出来る部下

もちろん相談もなく、何でもかんでも勝手に仕事をしてはダメですよね。

でも、逆に何でもかんでも上司の指示待ちロボットの部下ではもっとダメです。

 

常に考えなくなってしまうからです。

 

目的を果たすためにリーダーと共に最善を考えるのではなくて、言われた通りにやるだけ。

指示がなければ何もしないし、与えられた仕事しか出来ない。

 

これでは、アイデアも浮かばないし、上司が気がつかなかった事を補うような事もないですよね。

パートナーではなく奴隷です。

 

結局はそのチームの効率が悪くなってしまいます。

 

高校生たちは、リーダーからの大きな目的を十分理解した上で、各自が自主的に判断をして今の歌が良かったかどうか、YesかNoかをしっかりと具体的に判断をして、全員が同時に上達をしていました。

 

全員が伸び伸びとアイデアを出し、頭を使って、試してみて判断する事って大切です。

 

 


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部下から学ぼうとする上司

上司が勤勉であることは部下にとっても尊敬できる存在ですよね。しかも学ぶ相手は身近な部下!そんな姿を見たら、とても謙虚で、自分のエゴがなく、もっとも効率的で柔軟な考え方を持っている上司には絶対に信頼を寄せてしまいます。

だから部下は自分自身の力をチームの為、上司の為に使おうと心から思うようになりますね。

 

高校生のリーダーもクラスみんなからの良いアイデアはすぐに

 

”それやってみよう!”

って取り入れていました。

 

良いものは良い!

って認めて学ぼうとする姿勢ってカッコいいですよね。

効率的だし人間的にも尊敬できます。

 

 

部下の得意分野を活かす上司

人にはそれぞれ得意分野や苦手分野があります。

わざわざ苦手分野で仕事をする必要はない、というか自分にとって苦手な分野でも、他の仲間にとってはとても得意な分野であるってことは良くあります。

 

もちろん、苦手分野も出来るように努力することは必要ですが、その努力があるからこそ、一層得意分野を持つ仲間のことを尊敬できます。

 

もちろん自分自身は誰もが出来ない自分だけの得意分野に自信を持ち頑張れます。

だって、仲間が認めてくれているし、上司も認めてくれているからですよね。

 

そんな、上司と部下や同僚たちと、得意分野や苦手分野をそれぞれが深く理解して、尊敬と共に補えあえるチームって素晴らしいですよね。

 

 

プライベートと仕事の住み分け

高校生たちは放課後結構忙しいんです。

部活があったり、塾があったり。

 

だから、練習の終わり時間は最初にきちんと決めていました。

17:00で練習を止める。

 

でも、それまでは全員で練習しよう!

という感じです。

 

もちろんその後、残りたい生徒は残って練習していましたが、帰りやすい雰囲気もみんな考えていましたね。

 

それで、仕事も終わりの時間をきちんと決めることで、その時間内にきちんと仕事を終えることが出来るように、ダラダラしない仕事を行うようになります。

 

頭を使って優先順位も考え、チーム全員が頭を使う。

 

もちろん、それ以降の時間は大切なプライベートな時間として楽しむべきです。

 

仕事とプライベートはしっかりと時間で住み分けをすると、仕事の効率もアップします。

また、プライベートの時間が確保できるので、心も身体も健康を保てますね。

 

 

絶対成功すると自信が持てる仕事

ここまでやったから納得。

後悔はない!

高校生たちもコンクール直前はそんな状態でした。

 

だって、練習がとっても充実していて良かったから・・・

 

結果よりも準備がキチンとできた。

だから良い結果は必ず付いてくる。

悪い結果になっても後悔はない。

 

これって、実は大きな自信を持てています。

仕事では、自信が信頼を生むこともあります。

 

だって自信満々に迷いなくセールスされたら

”そっか~買ってみようかな”

って心が動かされてしまいますよね。

 

でも、口だけの人って、どこか胡散臭い・・・

 

これ以上ないという仕事が出来ているチームのメンバーの説得力はきっと大きいと思います。

 

まとめ

今回は、チームの仕事効率について高校生が体験した合唱コンクールを使って考えてみました。

高校生って、とっても素直に困難にぶつかって、効率的なチームでの練習方法を見つけて、見事に合唱コンクールでは立派な素晴らしい演奏を行い、受賞までしました。

 

きっといつまでも思い出に残る練習だったと思います。

そんな経験を社会人になっても活かして欲しいです。

 

だって、全く同じだから。

 

チームが良くなれば仕事の効率は向上します。

高校生たちが身をもって証明してくれました。

 

ありがとうございました!


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