教育実習の中でやっぱり一番楽しくもドキドキする時って、
”実際の本番授業”
ですよね!
前回”授業準備”についてはこちらで書きましたが、今回はそんな準備の後の授業本番のコツについて書きますね。
僕も中・高生の時に、若い教育実習の先生が緊張しながらも、一生懸命に授業をしてくれたことを覚えていますが、
やっぱり
”どんな先生なんだろう?”
って授業の内容ではなくて、先生の話し方や雰囲気などキャラクターにとっても興味があったことでした。
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目次
教育実習の本番授業のコツ
さて、一本の授業に向けて気合と研究の準備をたくさんされてから本番授業をされると思います。
実際の本番授業と準備の違うところは、
・生徒がいる
・生徒の反応がある
・思いもよらない事が起きる
・一時間という時間制限がある
当たり前ですが、こんな違いがあります。
でも、これがとっても大切なんです。
まず授業は絶対に一方通行なテレビ番組のような授業になってはダメです。
よくありがちなんですが、生徒の反応を見ないで淡々と教科書を読んで説明をして、板書して終わっちゃう。
これって、先生自身だけが理解している内容を話しているだけですよね。
せっかく生徒が聞いてるのに!
先生が言った事を生徒がしっかりと理解しているかどうかも確認していなくて、
”とりあえず言ったよね?”
っていう状態。
”言った”
と
”生徒が理解した”
は全然違いますよね。
授業は”生徒が理解した”という確認が必ず必要。
例えば、
「解った?」
って聞いたときに、どんな表情でどんな返答があったのか・・・
だから、しっかりとしたお互いの会話(内容のキャッチボール)を作り出すことが授業のコツです。
授業で生徒を惹きつける話し方とは?
会話(内容のキャッチボール)ということは、やっぱり生徒との接し方がとっても大切になります。
惹きつけるには接し方ですね。
まずは基本
生徒の目を見る
これ大切ですね。
教室の奥の生徒まで見てあげることが、
”先生はクラス全員と関わりを持ちたいんだよ~”
”みんなこっち見てね~”
というメッセージになり、目線だけで上手に注目されやすくなります。
matome.naver.jpより出典
授業が上手な先生って、その先生が教室に入っただけで、生徒は席について、係りの号令がかかって、私語がなくなります。
もちろん、
静かにしなさい!
なんて注意をしなくても、自然に私語がなくなり、なくなるだけではなくて、先生に注目するんです。
これって、生徒が
”この先生の授業がとっても楽しみ!今日は何するんだろう?”
って既にワクワクしている現れですよね。
そんなことの第一歩が生徒の目を見ることからなんです。
”目は口ほどに物を言う”
なんて言葉があるくらい、どんな気持ちで生徒を見るか?
それが大切ですよね。
どんな生徒にも元気で愛情あふれるような期待感を持った心で見てあげると、そんな心が目や表情に出てきますね。
そんな目をした先生だったら、きっと生徒も先生に注目しちゃいますよね。
授業中の声の使い分け
大きな声と小さな声ってどっちが聞きたくなりますか?
ん~、ちょっと例えが良くないですね。
自信や意志のある声と弱弱しくて不安げな声ってどっちが聞きたくなりますか?
この例えが良いですね。
そりゃもちろん、自信や意志のある声ですよね!
そうなんです。
声の大きさは授業ではもちろん大切なのですが、
もっと大切なものが自信や意志なんです。
生徒に
あ~でもない、こ~でもない、ん~どうしよう~
ってもじもじして言っていても、
”は~なんだこいつ” ”結局何が言いたいんだ?”
って馬鹿にされてしまいます。
でも、
こーなんです!
ってはっきり意志を伝えて言い切ることが出来ると、
ポンと理解しやすいですよね。
そんな自信のある声がベースにあると、いろんな声を使い分けることが出来るようになります。
見て見て見て!!!!(大きな声で)
実はね、これが・・・なんと・・・(小さな声で)
みたいに、小さな声も一層集中して興味津々で聞いてくれるようになります。
それが!!
みたいに突然大きく言ってもまた興味を惹きますよね。
そんな声の使い分けして、その生徒の反応をしっかりと確認しながらやってみると、結構上手くいきます。
生徒との目線の高さを変える
授業の中では、机間巡視って行いますよね。
そんな時に、生徒から質問があります。
その質問に答える時に、立った状態で、上から話すのと、ちょっとかがんで、同じ目線で話すのでは、惹きつけ度が違うんです。
間違いなく、同じ目線で質問に答える方が伝わりやすいです。
でも、いつもやっちゃダメですよ。
たまにやるから効果大!
まとめ
今回は授業での生徒とのいろんな接し方について書いてみました。
目的はもちろん”伝える”ということなのですが、生徒が理解したかどうかを確かめる為には、言葉や表情のキャッチボールが必要です。
目の使い方や声、目線の使い方やその効果を実際の授業では必ず必要と感じるはずです。
授業が上手な先生は、そんな基本の技以外もガンガン駆使して、生徒を惹きつけて授業やワールドに引き込みます。そんな授業はとてもわかりやすいので、楽しい授業として感じるはず。
- わかりやすい授業⇒楽しい授業
- 生徒の反応をしっかり見ている先生⇒生徒と先生で作り上げる授業
- 声や目線を変える授業⇒メリハリのある授業
是非、先生も生徒も楽しんでいる授業が作れるようにいろいろ研究してみてくださいね!
ありがとうございました。
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