将来の夢を決めましょう!
目標を持ちましょう!
ってなんかちょっと違うと感じてしまいます。
夢を持つことはとても良いと思います。
もちろん目標を持つこともとても良いです。
何がちょっと違うか?
それを持たなければ良くないとか、大きな夢でなければいけない?のように感じてしまう脅迫感です。
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目次
将来の夢や目標は探すものではない
僕自身、夢や目標を設置して、それを達成させる為に念入りに計画を立てて、その計画を行動していく事はこれまでに何度も行って、上手くいったり失敗したり、もちろんその失敗からは大きな学びがあったりします。
でも、いつもそんな夢や目標を持てて、そこに向かって進んでいるばかりではないです。
僕自身もそうです。
素敵な目標が持てない、毎日同じことの繰り返し・・・
でも、新しい気づきや何か新しいことにチャレンジしてみたい・・・
そんなささやかな感情ってとっても大切だと思うし、そう思えなくても悪くないと思います。
先生って仕事をしていると、生徒に将来の夢や目標を書かせたり発表させたりする機会が年に1度くらいあります。
また、高校生にもなると、進路についての相談で切実な訴えを聞くこともあります。
夢や目標をすんなり書いてる生徒を見ると、
”これ本当かなぁ?書かなきゃいけないように思って無理矢理書いてないかなぁ?”
”楽しそうに書けていてこの子は本当に幸せそうだなぁ”
”夢を書けないことに対して罪悪感をそんなに感じないで欲しい”
”書けないことは正直に書けないって言っていいのに”
そんな風に僕はいつも考えています。
腑に落ちないことはできない
僕自身なのですが、大学時代に祖父からよく言われたことが
「将来は学校の先生か、公務員になれ」
ってよく言われました。
それを聞いた僕は、なんでそんな魅力を感じないような事を言うんだろう?
僕の人生を決めんなよ!
って心の中で思って、僕の場合はそんな腑に落ちないアドバイスは”右から左にさようなら”でした。
僕はいつもこうです。
学校の先生が言う進路話は、ほとんど狭かったです。
祖父が言っていたこの仕事話も、狭い話です。
いろんな人からの
”やっぱり人生はこうするべきだ”
みたいな先輩から後輩に話すトークって
ほとんどの内容が狭くて腑に落ちないです。
ネガティヴな感じもします。
学校の先生をやっていて、
”あなたの成績だったら、この大学のこの学部だね。”
とか
”数学が得意で、国語が苦手だから私立大学の理系学部がいいんじゃないの?”
とか、
”浪人が嫌なら、滑り止めでこの大学も受けた方がいいと思うよ”
とか、
全部腑に落ちないです。こんなこと言う面談が高校生の頃から僕は大嫌いです。
なんで、人の人生を批評して評価して、先生の物差しで計算をして整理整頓するんだろう?
自分の人生がとても狭くなるようにしか思えなかったです。
夢の宣言などはしなくてもよい
自分の夢を人に宣言をすると、なぜかパワーが出て頑張る!
だから言わせるような事ってあると思います。
イケイケな企業がやりそうな、「私の今月の売り上げ目標は○○円です!」
みたいな・・・
企業は利益を上げる為に全力を出すことが目的でよいですが、
でも学校でこんな宣言して頑張るってどこか腑に落ちないです。
学校は生徒個人個人が決めた成果を出す場所ではないですよね。
ましてや、学校が決めた数値目標を生徒が目指すようなところでもありません。
やってみたいとか、頑張ってみたり、友達とあーでもない、こーでもないって言い合ったり。
先生や掃除のおばちゃん、用務員さん、学食のおばちゃんも含めていろ~んな人と共に生活して、授業や部活、クラスなどでも人と接して、あーでもない、こーでもないって、言ったり、怒られたり、活動したりするところが、学校です。
そんないろんな人間同士の活動から、気づきやひらめきや、きっかけがあって、近くの夢や遠くの夢や、楽しそうなことや嬉しかったことなどが見えるようになってくるものだと思います。
だから宣言なんかしなくても、子供それぞれのペースで生きていれば全然大丈夫なのに、自然にいろんな影響を受けて子供は大人になっていくのに・・・。
宣言されると変に焦ってしまいます。
”あんな風にカッコいい夢を言わなきゃいけないんだな~”
みたいに。
”野球選手のイチローは小学校のときから野球選手になりたいって夢を持っていて・・・だからあなたも夢を持ちなさい、大きな夢を持って、それに向かって頑張んなさい!”
なんて言っちゃえば、とっても辛いし、そうじゃないと自分はダメ人間みたいに思ってしまいます。
無理に将来の夢や目標を設定することは視野が狭くなる
人と知り合ったり影響を受けたり、助けられたり、助けたり。感謝の気持ちを持てる体験をしたり、ありがとう!って言われたり。
そんな時に、自分自身が○○さんの為に生きている!必要とされている!って感じる事があると思います。
そんな時って嬉しいですよね。
どんな人でも、必ず必要とされていると僕は思います。
でも、日々いろんなことがあったり、忙しかったり、混乱していたりすると、感謝の気持ちや人の気持ちを考えることが少なくなってしまいます。
”これだ!”
って将来に対して希望や目標を掲げることが出来た時には、きっと腑に落ちて、すっきりして、自分の存在を感じることが出来て進みたくなるのだと思います。
”これだ!”はある日ふと現れます。
それには日々を生きていないと現れないです。
生きるには、
”自分の存在を感じる”
”○○の為に活かされている”
という心身共に
”成長”
が必要になります。
”感謝”を感じることができることが”心の成長”であり、だから僕は日々生きているのだと思います。
夢が見つかっても、見つからなくても、そんなのは早いか遅いかだけ。
夢が見つかってもその先には必ず困難は待っているし、上手くいかないかもしれない。
夢が見つからなくても、心の成長が、良い出会いをもたらし、
夢や生き甲斐が見つかり、幸せになるかもしれない。
だから、無理やり夢を作らなくてもいいんです。
日々楽しく、いろんな事を疑問に思い、やってみたいことをまずはやってみる。
友達を大切にしたり、楽しく遊んだり、悩んだり。
無理やり夢を設定しても、気持ちが動かないです。
腑に落ちないから当然ですよね。
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>決まらなくて辛いときは?
夢が持てないのならば、それに対して焦るのであれば・・・
友達と一緒に遊んだり、一生懸命に部活でもバイトでもやって、人と元気に活動することです。
自分ひとりで悩んでいても、そもそもの気付きが少なくなります。それから元気がなくなります。
元気に楽しく遊び、その中からの学びが沢山あります。
あっ、人との関わりとして、本を読むこともとっても良いです。
本は作者の考えや発見がたくさん書かれていますよね。
将来の夢や目標って、きっと何歳になっても追い求める悩みだと思います。
だって、年齢と共に考え方や出会いも変化していきますよね。
定年退職した後、いったい何をすればよいのだろう?
って悩む方も多いように聞きます。
子供も大人も同じです。
”何をすればよいのだろう?”
って思ったときには、明るく元気に外に飛び出していってください。
人との関わりを持ち、元気に遊ぶ。
そこからまた気がつくことがあると思います。
夢に希望につながります。
ありがとうございました。
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