”マイルドヤンキー”って聞いたことありますか?
マイルドヤンキーの特徴
・見た目はexile風なオシャレな感じ
・趣味は暴力や格闘技ではなくアニメ鑑賞
・上京指向や成り上がり願望はない
・地元の仲間とショッピングモールをうろつく
・車には興味なし
こんなことを最近考えておりましたので、色々と調べてみました!
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目次
ヤンキーが減少した?現場でも感じることはコレ
僕は教員を始めて12年ほど経ちます。
そうすると、始めて教えた教え子たちは、
当たり前なんですが、例えばあの当時高3だった生徒は今では
30歳!?
ということです。
それで、最近思うのですが、
これ他の先生に聞いても他の学校の先生に聞いても、言い方はそれぞれですが、同じようなことを言います。
例えば、
・生徒が幼くなっている
・生徒はおとなしくなっている
・今はあんまり悪さしない
・今の方が穏やか
・昔よりもいろいろと出来るけど面白みには欠ける
・今の方が小さくまとまっている
などなど。だいたいこんな感想をもらえます。
それで、僕もそういえば・・・って思うのが、最近“暴走族”
とか、本物ヤンキーとか。
もちろん流行ファッションとかあるので、姿かたちは違ってくるかとも思うんですが、
僕が中学や高校の時は、田舎でも田舎ヤンキーがたくさんいて、他校をシメに行ったとか行かなかったとか、○○中学が攻め込みに来るとか来ないとか・・・。
そんなこと稀にありました。
もちろん、中学や高校ではタバコ、飲酒率はとっても高くて、高校生はタバコ持ってて別に普通、な感じで、飲酒もクラスや部活などで、普通にありました。
でも、ここ最近は街でもあんまり見かけなくなりました。
そこで、各種データを集めてみました。
題して!
10代20代の今と昔!マイルドヤンキーの心情
です。
まずは、こんなところから。
最近は運転免許を取得する確率が減ってきています!
20代ということで、高校生というか、高校を卒業してからのお兄さんを対象として調べました。
車といえば、大人としてのステータス的にカッコいい車に憧れて、高校生が卒業と同時に運転免許を取得する為に教習所に行って・・・そんなことが普通だと僕は思っていました。
しかし!
http://www.npa.go.jp/toukei/menkyo/menkyo7/h16nen_main.pdf より出典
平成16年の25歳~29歳の男女免許所持数は全国で
7981241人でした。
人口に対する免許保有率は
10.2%
それで、
平成26年の25歳~29歳は
5988289人になっています。
https://www.npa.go.jp/toukei/menkyo/pdf/h26_main.pdf より出典
人口に対する免許保有率は
7.3%
この10年間で25歳~
もちろん少子化で人口の減少も多少ありますが、
それで、もちろん自動車教習所の卒業者数も
平成16年には約150万人でしたが、
平成26年には約120万人として
この10年間で約30万人も減少しております。
それで、教習所の数までもが、
平成16年には1459箇所でしたが、
平成26年には1347箇所になり
この10年間で112の教習所が潰れました!
https://www.npa.go.jp/toukei/
明らかにこの10年間の自動車離れがあるように感じます。
それで、ソニー損保の
「2011年 新成人のカーライフ意識調査」
http://from.sonysonpo.co.jp/
によると、
“車を所有する経済的な余裕がない”が
70.0%となっており
同じく4年後の
「2015年 新成人のカーライフ意識調査」
“車を所有する経済的な余裕がないが”
70.7%でした。
平均年収もこのようになってきてますね。
http://nensyu-labo.com/heikin_suii.htmより出典
そうなんですよね~。
それからちょっと昔の世代に比べてサラリーマンの生涯賃金にはこんなにも差があります。
例えば
団塊の世代(1947~1949年生まれ)⇒3億9726万円
バブル世代(1965~1969年生まれ)⇒3億3018万円
就職氷河期時代(1970~1984年生まれ)⇒2億1924万円
です。
団塊の世代と就職氷河期時代の方では生涯賃金が半分程度になってしまっております。
んー、、、
きっと本当は車に乗りたいだろうし、
実際のところ経済的な理由として、そこまでして頑張ろうとか、
んー。この10年間の若者たちの車離れと、
それによって、
未成年の喫煙率
それはそうと、最近は高校生が喫煙しているのを、
世の中的にみてもこの10年、20年で分煙が進み、
喫煙者の立場はどんどんなくなっていってますね。
それで、未成年の中高生の喫煙率の推移を探してみました。
http://www.gakkohoken.jp/より出典
1996年の未成年者の喫煙経験者は男子生徒が
51.9%
2010年では
19.5%
1996年の未成年者の喫煙経験者は女子生徒は
33.5%
2010年では
12.5%
これ凄いですよね。
やっぱり20年前は高校生とか半分くらいがタバコ吸ったことがあ
でも、今は激減ですよね。
僕もたまに高校生の生徒に“君たちタバコはすったことあるよね?
“いや、ないですよ~”って本当に言います。だって体に悪いし~
どんだけいい子に育ってるんだ?
って思いますが、これが普通の感覚になっているんだと思います。
・あまりタバコに関して憧れがない。
・タバコを吸うことは別にカッコ良くない。
・吸わないことが当たりまえ。
・やっぱりお金もかかるし
なんか悪さでもしてちょっとした冒険心はないのかな~?
とかも思いますが、確かに体によくないし・・・。
本当にこの20年間で高校生たちのタバコへの意識は激変したんで
値段的にも
20年前のマルボロ→240円
現在のマルボロ→460円
やっぱりこんなに高くなってしまっては、
まとめ
ちょっとこのマイルドヤンキーの台頭がわかるように思います。
この時代の流れというか、経済活動時代が低迷してきた時代に生活している若者達の遊び方が変わったというのも理由になると思います。
逆にパソコンでの動画やアニメは簡単に見る事もできます。
それからそんな子どもの親の世代もがらっと変わってきていますよね。
僕たちの親は団塊世代ど真ん中です。
戦後間もなく生まれて貧しい子供時代から必死に働く親を見てきた世代ですよね。
ガンガン働いて、給料がガンガン上がって国中が潤って、銀行や郵便局に定期預金を10万円でも10年間でも預けたら20万円になってた!
そんな団塊世代の子どもです。なので、外向き元気、親のような向上心を見て育った。元気で外向きだから悪さもしたけど、コテンパンに怒られてぶん殴られた・・・そんな感じでした。
次の世代の子供達はバブル経済も崩壊してお金周りが悪くなったり就職氷河期がだったりそんな頃に生まれた子供達です。
もともとお金を使うことやいろんやいろんな消費に対してあまり良くは思っていない世代なんですよね。
”さとり世代”って呼ばれる話ですね。
きっとそんな背景も本物ヤンキーの激減やマイルドヤンキーの増加に関係がありますね。
んー、でもやっぱり元気が足りないような・・・
ありがとうございました。
次は学生や生徒の今と昔の違い?若者の犯罪件数離れ!?などいってみたいです・・・
つづく
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