受験生必見!私立と公立の違いはどこ?学費だけではありません。

もしご自分の子供を学校に通わせるならば私立学校と国公立学校のどちらにしますか?

我が家の子供はまだ8歳と2歳なのでまだ先と思いつつも、きっとすぐそんな時期がくるのだろうと思っています。


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学校といっても、保育園や幼稚園も私立や公立がありますけど、やはり多くの方々が悩まれるのは中学選びや高校、大学選びだとも思います。

でも大学選びはもう子供本人が決める事だと思うので、やはり中学、高校選びが親目線での悩みかもしれないですよね。

 

僕が勤務している学校は、私立で中高一貫校です。

でも、僕自身の出身校は小、中、高校全部、市立県立で、大学や大学院も国立大学なので、すべて国公立です。

ちなみに留学先のベルリンでも国立大学でした。

 

んー。

 

私立と国公立、どっちが良いのでしょうか?

学校1

画像はwww.pref.asaka.lg.jpから出典

目次

私立と国公立のお金の違い

まず、気になるのはかかるお金の違いです。

もちろん小中学校は義務教育なので、国公立はもちろん無料です。

 

高校はここ最近国公立が無料になってきていますね。

収入にもよりますが、平成26年度からは私立も就学支援金が始まります。

 

それでもやはり国公立と私立には大きく学費に違いが出てきますね。

 

私立小学校の年間授業料は

安い学校で20万円/年間で高い学校では90万円/年間あたりです。

 

かなりの差がありますね。

 

私立中学校の場合は

安い学校で35万円/年間で高い学校でやはり90万円/年間くらいです。

平均としては45万円/年間くらいですね。

 

高校は私立には就学支援金があるとしても、月に1万円~2.5万円程度就学支援なので、年間12万円~30万円の支援金になります。

私立高校学費で安い学校で40万円/年間で高い学校で140万円/年間になるので、

ご家庭によっては支援金を得られたとしても、やはり学費は掛かりますね。

 

大学は国公立で54万円/年間くらい

私立大学は90万円/年間くらいから、

医科大などでは300万円、400万円以上などが年間に必要になります。

 

もし、小学校から大学まで国公立だった場合、大学での54万円/年間×4=216万円が主な学費になります。

 

これがもし、小学校から大学まで私立学校だったならば、

 

・約50万円(小学校)×6年間=300万円

・約60万円(中学校)×3年間=180万円

・約70万円(高校)×3年間=210万円

・約100万円(大学)×4年間=400万円

合計1090万円

 

ですね。

 

でもこれは両方とも学費のみなので、これに部活や塾や習い事、また学校への寄付金や教材費、

修学旅行の積立金などなど、それぞれ必要になります。

 

いずれにしても、私立と国公立では金銭的には大きく差があります。

 

私立と国公立の経営的な違い

私立はその学校が生徒を集め、授業料を徴収して先生など職員に給料を支払って経営しております。国公立は国や地方自治体が先生や職員に給料を支払っていますよね。

もっと簡単にお伝えすると、私立は生徒を集めなければ潰れる。公立は生徒を集めなくても潰れない。です。

 

これって学校の雰囲気にバンバン出てくるポイントなんです。

 

というのも、僕は私立の教員です。なので生徒集めの現場というかその方法を見てきている、というか実際に仕事として行っております。

 

生徒を集める方法は理屈としてはとても簡単です。

 

・大学進学実績を上げる

・通学満足度を上げる

 

この二つが上がると、通学している生徒からの口コミなどで、次の年に受験生が増えて、受験偏差値が上がります。

偏差値が上がると学校の評価がガッチリ上がるので、塾などからも注目を得て、

“伸びている学校”なような風評がつき受験生はまた増えて、偏差値が上がり、合格倍率まで上がってきます。

 

だからこの2つを上げる為に、様々な活動をします。

 

さて、学校へは勉強したくて通学する生徒や部活がやりたくて通学する生徒、またなんとなく親が決めた・・・などなど、色んな生徒が通学していますよね。

 

だからいずれにしても、学校に行くのが楽しくなり、私立でも公立でも学校が好きになる事や、将来の進学や就職など夢が叶う事は素晴らしい事だと思います。

 

でも、それを誇大広告したり、やり方を間違ってしまうと、教育現場として様々な影響が出てきます。

 

私立学校のメリット、デメリット

私立は生徒が集まって経営が成り立ちます。
なので、メリットとしては通学する生徒や保護者が満足出来るようにしている事です。

 

例えば

・施設、設備が充実している
・学校独自な教育活動を行える(卒業認定の科目や時間は国が定めている)
・学校によって方針がハッキリしている(部活に特化、大学受験に特化、研究に特化など)
・教員の転勤が基本的にはないので、卒業しても先生が学校にいる

・教員がしっかりと教育活動(仕事)を行う。行わないと学校が潰れます。

 

逆にデメリットとしては、

・学費や施設費など高い
・その学校の教育方針に合わない場合は通学が苦痛になる

・学校が生徒への面倒見が良すぎる場合、生徒が逆に弱くなる

・校則などにより、学校外部との接点を持てなくなる場合がある。

・学校の常識(校風)と世間の常識とが違う場合がある。

 

公立のメリット、デメリット

メリットとして

・学費がかからない

・学校が校風を前面に押し出し作り出さないから学校色に染まらないので生徒が自立する

・しっかりとした考えがある学校も多くある

・責任感がつく

・バイト等が出来るから社会との接点が持てる

 

デメリットとしては、

・校舎が古い場合がある

・校風や教育方針の徹底など、教員の仲間意識が薄い場合、教員間の連携が薄くなり、生徒指導の案件など解決出来きなくなる場合がある。例えばいじめ問題など早期発見や対応など教員一人ではなかなか難しい

・荒れている場合がある。

こうして考えてもなかなか学校選びって難しいですよね。

 

もう少しこのテーマを考えてみたいです。

そもそも学校って何するところ?とか塾って何するところ?などなど

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そもそも学校って何するところ?とか塾って何するところ?

につづく・・・


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