さて、曲目や指揮者、伴奏者、パートリーダーも決まったのであれば、いよいよ音取りやパート練習などが始まりますね。
僕の学校では、音取りCDなどを使って各パート練習を行っております。
そんな合唱の音取りCDですが、
どこで売っているのか?
その使い方は?
などについてお知らせします。
⇒合唱の練習総まとめ!クラス合唱にも役立つ選曲から本番まで!
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目次
合唱の音取りCDの種類や使い方はコレ!
ずーっと前は、そういうCDが無かったので、僕は自分で録音したり、音楽授業で各パートをピアノの周りに配置して、音取りをしていましたが、なかなか大変でした。
大変というより、待っている時間がもったいなくて、各パートそれぞれが自分たちのペースで音取りが出来た方がよかったので、CDを買いました。
なので音取りの方法としては、2つありますね。
・音取りCDでガイドしてもらう
・ピアノを弾いてもらってガイドしてもらう
本来は、楽譜が読めれば、CDとかに頼らないで音程が解るのですが、なかなかそれほど楽譜が読める状態まで教え込むのも大変です。
もちろん楽譜は読めた方がよいので、授業では楽譜を読む勉強もしておりますが、実際はなかなか難しいですね。
さて、音取りCDの使い方です。
音取りCDの種類について
ONTAシリーズ
このような音取りCDは幾つか業者から販売されております。
中でも一番メジャーなのは、教育芸術社からの“ONTA”シリーズですね。
これは現在、1巻~22巻まであり、全部で200曲を超えるレパートリーが収録されております。
それぞれの巻には11曲程度の曲目が収録されており、1巻12000円程度で販売されていますね。
これは、主に中学生や高校生が使うような合唱曲集に収録されている合唱曲の音取りCDとなっています。
合唱曲集としては、
・マイソング
・トゥモロー
・Super Chorus
などの多くの中学校や高等学校の音楽授業で取り入れられている曲集になります。
僕の学校でもこれらの曲集を使用していますね。
ONTAシリーズの特徴としては、
・中学生レベルの曲目が多いので、高校生がチャレンジする難易度が高い曲は収録されていない。・各パートには歌声が入っているので、真似しやすい(歌っている気分になれる)
・練習番号毎にトラックが分離されているので、特定の場所の繰り返し練習がし易い
・カラピアノトラックがある。
・一巻に11曲程度の収録があり値段は12000円程度。なので曲単価では割安
chorus birdシリーズ
こちらは、新しい今年のNHK合唱コンクールの音取りCDが欲しい!とかの場合には助かります。
ほとんどのNHK合唱コンクールの高校の部などの曲も収録されておりますので、ONTAよりも難易度が高い曲目が多くあります。
僕も学校でもこのchorus birdシリーズも使っております。
chorus birdシリーズの特徴としては、
・難易度が高めの曲目も収録している
・声ではなくてシンセサイザー音で声部を収録
・注文から納品まで3~7日
・一曲が3000円~5000円程度(CD枚数や収録時間ボリュームなどで変わります)
・新しい曲も収録している
※chorus birdは音取りCDの一般販売は行わなくなりました。その代わり無償レンタルが始まったようですね!フォロンティアボイスHPからご確認くださいませ!
2017.7.20 お知らせ
【音トリ【CHORUS BIRD】レンタルWeb申込はじまりました】
本日より音トリCD【CHORUS BIRD】の無償レンタルWeb申込が開始いたしました。
Webでのお申し込みにはID及びパスワードが必要となりますので、ご利用の際には弊社営業担当へお問い合わせください。
※フロンティアボイスHPより引用
アキラ堂シリーズ
このサイトでは、オペラやクラシックのオーケストラ曲などの合唱部分などの音取りCDを取り扱っております。
もちろん、合唱曲もありますが、あまり中学校や高校では扱わない名曲を数曲扱っております。
リクエスト制作という事も行っておりますので、どこにもない音取りCDを作ってくれるかもしれませんね。
アキラ堂シリーズの特徴としては、
・収録曲のジャンルがクラシカルなオペラやオーケストラ曲の合唱も扱っている。
・中高校で歌われるような合唱曲ではなくてそれ以外の名曲を取り扱っている
・声ではなくてシンセサイザーの音で声部を収録
・各声部ごとのバラ売りをしている(1声部600~1200円程度)
僕も以前、木下牧子さんの「ア・カペラコーラスセレクション」の音取りCDを購入させて頂きましたが、とっても良いCDでした。
特注音取りCDはこちら!
実は僕の妻もこれらの音取りCDも制作できますので、よろしければご連絡下さいね。
元の楽譜さえあれば、音取りCDを作ることも出来ますし、3部合唱を4部合唱にしたい!ってご要望にも応えられると思います。ご無理な場合は正直に”無理です”とお答えしますね。
というのも、学校の合唱授業で練習を行いたいけど、どこにも音取りCDが販売されていない!って時があります。
そんな時には、僕たち夫婦はCDをパソコンで作ってしまいますので、既に何曲か作り生徒に使わせております。
よろしければ、このブログの問い合わせにご連絡くださいね。
出来る限りお安く致しますよ~
音取りノウハウ
僕の場合は、授業でもCDを使いますが、基本的にはすべてのパートをピアノで弾いて伴奏も付けて一緒に歌い、それぞれのパートの間違いや声の出し方などの指導をします。
例えば、ソプラノパートをピアノの周りでレッスンしている間は、他のパートは自主的にCDを使って練習してくれます。
なので、ピアノの周りに集まったときには、ある程度音取りが出来ているので、声やフレーズの作り方のレッスンなどにもすぐに移行できます。
そんな感じで、全部のパートを聞いていきます。
生徒たちは、音取りCDのデッキの周りで練習をしますが、あーでもない、こーでもないって、いろいろ意見を出しながら練習したりもしています。
グループによっては、あんまり練習が進まない時もありますが、そんなときにはそのパートをピアノの周りに集めて、練習のやり方や課題などを与えたり、時には笑い話をしたりしたり、シリアストークをしたり、などなどホッタラカシにならないようにはしております。
やっぱりクラスそれぞれの持ち味や問題点があるので、ピアノの周りで生徒の状況を観察しながら、CDを使っての自主練習が大切ですね。
なので、CDは練習の補助道具なような位置づけですね。
皆さんのクラスでの合唱練習でもまだ使ったことがなかったら、是非活用してみてくださいね。
とても良い道具だと思いますよ~。
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