吹奏楽部の費用をお知らせ!演奏会を催すには幾ら必要になるのか?

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吹奏楽部ってお金がかかりますよね。

楽器の修理代やリード代。

講師への謝礼だったりも・・・

 

夏になったら合宿があったり。

 

金がかかる・・・何にこんなに必要なんだ?

ん~、そんな中で年に一回の演奏会を行うって事もありませんか?

 

やっぱりなるべくお安く済んだ方が良いですものね。

実際のところどうなのか?

 

僕自身も吹奏楽部を運営してきた経験がありますので、

実際にホールで演奏会を行う場合、幾らくらい費用がかかるのかをお知らせしますね!


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目次

吹奏楽部で演奏会を行うとこれくらいの費用が必要

この金額ってもちろん演奏会を行うホールや、チケット料金を取るのかどうかなど、条件によってかわりますので、

2つの条件を仮定して費用を出してみますね。

部員が60名で大ホールを使った場合

この規模は吹奏楽コンクールではA組と呼ばれる大編成の吹奏楽部ですね。

では、こんなプランで行きましょう。

・約1200名収容の東京の大ホールを3月の休日に一日使用

・部員数は60名(高3含む)

・入場無料のチケットを配布

・1部クラシックステージ、2部はポップスステージで照明使用

・プログラムは業者にて印刷1200部

・2部ステージでは衣装としてTシャツを部員全員で着る

はい。

では、ホールについての料金からお知らせしますね。

ホールに関する代金

ホールですが、60人くらいの部員でコンサートを行う場合、やはり大ホールでなければ入りきりません。

ステージの間口が18mで奥行が15m程度の大きさがないと狭く感じてしまいます。

となると、

40万~60万円程度がホール使用料になります。

 

でもお得なホールを借りる方法として、区が運営しているホールの場合、学校関係だったり区の団体登録があれば半額などの減免制度もありますよ!

 

実は、ホール使用料だけ支払っても一般的にはコンサートはできません。

というのも、反響版だったり、照明だったり、椅子や譜面代、雛台などをお借りする、

”付帯設備”

というものが必要になります。

 

こちらは一般的には事前にホール事務所の方とコンサートプランの打ち合わせを行い、見積もりを出してもらって、演奏会当日に実際にかかった費用を清算するようになっております。

 

この規模であれば大体、

付帯設備代は、5万~10万円になります。

 

また、照明を使う場合、オペレーターという実際に機械を動かす技術者を雇う必要があります。

オペレーター人件費が1人につき30000円/全日になります。またスポットライトを動かしたり、照明機材の仕込みなどもありますので、2名程度が必要になります。

 

照明人件費が60000~70000円ですね。

 

チケット、プログラムなどの印刷代

やっぱりしっかりとしたホールで演奏会を行うのであればチケットやプログラムも必要になりますよね。

それで、これらの印刷物を作る為には

・デザイン作成

・入稿データ作成

・印刷

という作業が必要になります。

 

段取りとしては

 

手書きで文字やデザインを書いて、写真なども撮ってA4の紙などで仮のプログラムを作ります。

その後、そのデザインを基に印刷業者に入稿する為にパソコンにてデータとして渡します。

で、そのデータを元に印刷業者は指定された部数を印刷します。

 

で、僕の経験では、①に関しては手作りでA4の紙などで作るのでタダ!

②に関してですが、普通はここから印刷業者にお願いになります。

 

というのも、普通は印刷業者が印刷できるようにパソコンでデータとして作らなければ、印刷データが出来上がりません。

でも、僕みたいな素人にはとても出来ないので、印刷業者に入稿データ作成からお願いをしておりました。

 

何回かデータの確認や打ち合わせを行って、大丈夫になればいよいよ③印刷になります。

 

なので、②③を業者にお願いをしてチケット1500枚、プログラム1200部程印刷をすると、

25万円程度になっておりました。

 

でも、その後、②に関しては知り合いのデザイナーにお願いをしましてお安く20000円程度で入稿データを作って頂き、

③に関しても最近はお安い業者があり、80000円程度になりました。

 

なので、約半額の100000円程度で出来ましたよ!

 

Tシャツの衣装代

これも様々お安い業者がありますよ。

で、基本的にはパンフレットの印刷とよく似ておりまして、

 

プリントしたい模様を手書きでも良いので、入稿します。

で、色数や色種類によって値段か変わるのですが、基本的には、

 

例)

Tシャツ代 (1枚 400円×60枚)+プリント代(色の数により変動 1色 200円など×60枚)+製版代7000円=43000円

になりますね。  8000 4000 7000

なので、43000円÷60人=約717円

 

になります。

 

楽器運搬代

大編成の吹奏楽の楽器でやはり大型楽器はホールまでトラックにて運搬する必要があります。

僕もいろいろと探しましたが、この編成だと4トントラック以上が必要になります。

 

僕がいつもお願いしていた運送店は

4トントラックで運転手さん1名で、

一日28000円になります。

 

これ激安なんですよ!

 

普通は50000円程度だと思います。

実はこのサイトで運送業者を探しました!
無料見積もりのトラボックスはこちら

 

きっとお安い運送業者が見つかると思いますが、もちろん

“楽器の運搬”

という旨を伝えて下さいね!

 

きっと丁寧に扱ってくれると思います。

でも、業者さんの中には楽器に不慣れな方もいるので基本的には部員や団員の皆さんでの運搬をして下さいね。

演奏会を催す為の合計金額は?

60名の規模で大ホールを使っての演奏会の場合は

・ホール代金 40~60万円

※減免制度を利用すると20万~30万円

・付帯設備台  5~10万円

・照明人件費2人分 6万円(可動式スポットライト1台の場合)

※スポットライトを2台動かす場合はオペレーター3名必要になりますので、約9万円になります。

・チケット、プログラム印刷 10~25万円

・Tシャツ衣装 約4万円

・楽器運搬費 約3万~5万円

 

合計 48~113万円

一人あたり  8000~18833円になります。

 

でも、この安い方の見積もりは本当に激安見積もりなので、

実際は、約70万円程度はかかると思いますよ。

 

なので、この規模でコンサートを行う場合一人あたり

約12000円程度の負担になるかと思います。

部員が20名で小ホールを使った場合

この場合は200名収容の小ホールが考えられます。

・ホール代金  約10万円

・付帯設備   1万~3万円

・照明は地明かりのみ 0円

※小ホールでスポットライトや色の照明が可能かどうかは各ホールに問い合わせる必要があります。

・チケット、プログラム200部印刷 約9万~20万円

※印刷に関しては部数の増減と値段はあまり関係ありません。

・Tシャツ衣装20名分 19000円

・楽器運搬 3万~5万円

 

合計  約25万~40万円

一人あたり 12500円~20000円

 

になります。

 

まとめ

吹奏楽の演奏会でもオーケストラの演奏会でもなかなかお金がかかりますよね。

”一人あたり15,000円の負担を・・・”

 

なんて突然聞くと

え!!

高い!!

 

と驚くかもしれませんが、こうして見てみるとやっぱりコレくらいはかかってしまいます。

やっぱり、中でも大きく占めているのは、

・ホール代金

・印刷代金

 

になります。

 

このあたりを、学校を使って0円

印刷は学校のコピー機を使わせてもらって手作り激安に!

 

などを行うと、グッとお安くはなりますが、やっぱり音響設備の整ったホールでの演奏や、一生残る立派なプログラム、パンフレットなども演奏会の魅力の一つかもしれないですね。

 

なかなか見えない吹奏楽の裏側として、演奏会にかかる経費についてお知らせしてみました!

 

ありがとうございました。


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