糖尿病の初期症状チェック!体験者が伝える入院前から退院まで!

糖尿病かもしれない??

実は僕は全くわかりませんでした。

 

もし最近身体が疲れやすいとか、頻尿である・・・

 

などご自分の身体の変化を気にされている方がいらっしゃいましたら是非読んで頂きたいです。

この病気は改善法や予防法など病気と上手く付き合うことで危険な合併症を防ぐことができます。

 

僕と同じような症状がありましたら一度病院で受診して下さい。

チェック項目としても使ってみて下さいね。

ご参考になれば幸いです。


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目次

【要チェック】糖尿病の初期症状として体験した事はコレ

当時31歳で特に大きな病気もしたことがなく、バリバリ前しか見ずに働いていましたので、

”なんか疲れやすいかも・・・”

”喉が渇くかも・・・”

程度でした。

 

これってごく当たり前で特に疑いも持たないレベルの事ですよね。

”ちょっと忙しくて疲れているのかな?”

 

って自分で納得してしまうような症状です。

でも、それがサインだと気が付かない僕に待っていたのは緊急入院でした。

私が入院前に異常だと感じた体のサイン

私が体験した初期症状のいくつかをご紹介します。
チェック項目として、どれかに当てはまった場合は是非一度病院で検査を受けてください。

  • オレンジジュースやコーラなど500㎖のペットボトルくらいは一気に飲んでしまう
  • 間食が多く、食後に果物の缶詰などを食べたいくらい食欲旺盛
  • 口の中が渇いて会話しにくいくらい口や喉が異常に渇く
  • 1時間に一回くらいはトイレに行きたくなり小便が沢山出る(小便が泡立つ)
  • 階段の登りがとても疲れやすく、階段踊り場で休むくらいである。
  • 電車の乗るととにかく座りたい
  • 立ち上がった時に、フワッ(モヤッ)と、立ちくらみがある。
  • 食後1~3時間後が起きていられないくらい、凄く眠い
  • 急激に痩せてくる(私は2週間で76㎏が56㎏まで落ちました。)
  • 痩せると共に肌がカサついて白っぽくなる

 

症状を感じ初めた頃から入院までを思い出しながら書いてみました。

最初は、疲れやすい、喉が渇く、程度で特に病気だとは思わなかったのですが、今から思えばかなり異常な症状でした。

 

糖尿病は痛みもなく気が付いた時には重傷になっている病気です。当時は

”ただの働きすぎからの疲れ”

”痩せてラッキー!”

くらい楽観的に考えておりました。

知らない事ほど怖い事はありませんね。

 

もし、上記のどれか当てはまる場合は是非、病院で見てもらってください。

 

病院の血液検査を是非うけて、血糖値※やHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)の値※など、大切な数値を知ることがまずは大切です!

血糖値⇒血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度。

空腹時が80mg/dl~100mg/dl

食後が80mg/dl~140mg/dl

がおおよその正常値。

HbA1c⇒過去1~2ヶ月の血糖の検査値

6.0未満→血糖正常化を目指す目標

7.0未満→合併症予防の為の目標

8.0未満→治療強化が困難な際の目標

日本糖尿病学会より出典

 

【体験談】入院までの2週間

その頃は、妻が妊娠して子供が出来て一緒に喜んでた頃でした。

学校教員としても2年目で吹奏楽部の指導も始めた頃でもありました。

 

夕飯にピザが食べたい!と僕が妻に言った日をよく覚えています。

実はピザが食べたいのではなくて、ピザについてくるコーラが1ℓサービスに惹かれて宅配ピザを注文しました。

 

それから僕はそれまで一度も買った事がなかった”果物の缶詰め”を、なぜか2,3個コンビニで買ったりオレンジを2,3個買ったりもするようになっていました。

 

果物の缶詰めのシロップまで少し飲むようになっていました。

 

”なーんか最近、すぐに疲れるんだよなー。前は階段なんか、スイスイ4階5階まで二段飛びで登ってたのに、3階くらいで休憩しちゃうんだよなー。喉も渇くしオレンジジュースがやたらめったら飲みたいし。そういえば頻繁にトイレにも行ってるし。”

 

妻や同僚から、最近痩せたねー。どうした?って言われ始め、僕は

 

「ダイエット成功かな!」

 

って軽く話していました。

 

ところが、あまりにも口や喉が渇き、肌もカサついて痩せていくので、同僚から

「糖尿病じゃないか?」

と言われ、ちょっと風邪気味だったこともあり、病院に行きました。

 

病院の待合室にいる時も喉が渇いて、ペットボトルの水をがぶ飲み・・・

 

そんな時に医師から言われたことは

 

血糖値が600!(普通は食後120)このままだと間違いなく死ぬ。もし身体が酸性に傾いていたら死んでいた。だから

「即入院です!」

となってしまいました。

 

さすがに2週間で体重が20㎏も減っていきなんか変だとは思いました。

でもこれまで盲腸の手術で入院くらいしかない自分としては、困った、何とかならないか、家は、子供は、学校は、部活は、など・・・

 

「やっぱり入院しなければなりませんか?」と聞く始末。

 

当然、お医者様からは、いや死ぬよ。と言われ、とりあえず2週間は入院になりました。

 

糖尿病での入院生活

ところが、点滴を入れて翌日に血糖値を計ってみると、250まで下がってました。
医者によると、何かが原因で短期間に急激に血糖値が上がった為に、下がるのも速いのかもしれない。こんなに速くに点滴の効果があるのも不思議と言っていました。ストレスかもしれないとも言っていました。

 

ストレス?

 

思い当たる節はないなぁ。
んー、部活かなぁ。忙しかったし。

でも、結局、カロリーや糖分をグッと減らす事が糖尿病予防になるのであれば、思い返せば、20代の頃からビールは好きだし、結構食べていました。

 

病院での生活は暇で仕方がなかったですが、糖尿病についての勉強をするよい機会になりました。

 

”食事療法と運動が一番の治療法であること”

 

だから病院での食事は一日1800kcal以下なのですが、点滴と質素な食事で、みるみる血糖値が下がっていきました。

頻尿も治り、疲れやすさもなくなり、喉の渇きもなくなりました。

 

僕の糖尿病は2型糖尿病のようで、インシュリン自体は膵臓が作ってくれます。

でもその機能が弱まっているようで、インシュリンを注射で体内に入れて補助するような治療でした。

 

病院では糖尿病の方々と同室だったので、僕よりずっと症状が重くインシュリン注射の量も一回に10単位(僕は入院時に5単位など)などの方もいらっしゃいました。

病院はやっぱりどの方も病気で元気がなく、僕も気が滅入ってくるような気持ちになりますね。

 

そんな中、僕は入院中にスポーツウエアに着替えて、階段の上り下りや腕立て伏せ、スクワットなどを行い、筋力トレーニングを行うようにしました。

 

もちろん、走ったりは病院内はできないので、ご迷惑にならない程度のトレーニングです。

効果が直ぐに出るものでもありませんが、血糖値も200程度まで下がったので頭も体もとても楽になってきていました。

 

そうなんです!

血糖値が高い状態が続くと、常にボーっとするんです。頭の中が冴えわたらない、モヤがかかっているような頭が痺れているような状態なんですよ。

※こちらでは糖尿病の血糖値が高くなるとどんな症状が起きるのか、血糖値毎の症状をお知らせしております。
糖尿病の血糖値別の症状はコレ!スピルリナは効果があるの?

 

そんな事に気が付いたのはやっぱり入院をして正常な状態を久しぶりに知ったことからですね。

 

糖尿病での入院費用

僕が入院した際の特徴は、

  • 入院期間は2週間
  • 4人部屋
  • 最初数日は点滴にて治療
  • 毎日の検査
  • 糖尿病のカウンセリング(教育)
  • 毎食のインシュリン注射(持続性、即効性)
  • 血糖測定器(病院にて購入)を使って自分で計測

などだったと思います。

3割負担として実際にお支払した金額は約10万円程度だったと思います。

※個人病室や治療内容など様々な条件で変わってくると思います。

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退院してからの生活

退院するときには、肌つやも良くなり元気モリモリになっていました。

でも、食事に関しては病院でしっかりとカロリーコントロールの仕方を身に染みて勉強しましたので、

小食になりました。

 

材料を見てこれなら○○kcalになるな・・・

とか、油は控えめにしよう、などの習慣も付きました。

 

ファミレスに入ってもカロリーの記載を探して、1日の摂取カロリー(約1800kcal)を考えて食べるようにしました。

オムライスとか担々麺とかって、一食で1000kcalもあるんですよ!

 

もちろんジュースは一滴も飲まなくなりました。

砂糖の量やカロリーがわかるので怖くて飲めないですよ。

 

お茶やお水が一番になって病院から帰ってきたんですね。

 

 

妻もとても考えてくれて、サラダを沢山作ってくれたり、ご飯も麦ごはんにしてくれたり。

 

でも、カロリーの事ばかり考えていても食事が楽しくないです。

だからほどほどにお酒も飲みます。

 

妻はそのあたりも考えてくれて食事を考えてくれていました。

食事の取り方は本当に大切なんです。

本当に妻に感謝しております。

※血糖値を上げにくくする食事の取り方についてはこちらで詳しくお知らせしております。
糖尿病の食事の取り方!食べる順番とサプリで血糖値を下げる方法?

 

 

入院をして良かったこと

僕は結局この糖尿病になって良かったとも思っています。

もちろん、注射を打たなければならない(食前に即効性3単位と1日1回の持続性3単位)ので大変ですが、30歳を超えて20代の頃の生活習慣の悪さを身体が教えてくれたのだと思います。

 

もっと体が丈夫でそのままの生活を続けていても、きっとどこかで倒れていたかもしれません。

もしかしたらもっと悪い病気になってしまっていたかもしれないです。

 

身体の構造や健康になる為の基礎基本・・・

 

そのような元気に生きる為の基礎基本を病気が教えてくれたのだと感じております。

 

糖尿病と上手に付き合い治療する方法

僕の場合は2型糖尿病なので、インシュリンは膵臓で作らています。

でもその力が弱くなっております。

 

強くするには、筋力をつけてカロリーが消費しやすい身体をつくること。

人間は基本的な生活をする上でもしっかりとカロリーを消費しています。

でも体の筋力が衰えるとカロリーを消費しなくなるらしいです。

 

なので、筋力の維持ができるようになると、糖と酸素を組み合わせてエネルギーにしているミトコンドリアの量が増えるようです。

※糖尿病を改善させる方法についてはこちらでお知らせしております。
ミトコンドリアが糖尿病の治療に関係してる?改善への4つの方法

 

とにかく、暴飲暴食をしない適度な運動をして生活を楽しむことが一番の治療なんですよね。

そんな生きる為の基礎基本を入院をして知ることができました。

 

まとめ

幸い僕は失明も人工透析もしなくてもよかったです。

 

合併症には至っていなかったです。

今でもとても健康です。

 

糖尿病と仲良く付き合い健康的な食生活を送っているからですね。

これからも油断しないで楽しく生きていきたいです。

 

ありがとうございました。


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