溶連菌の出席停止の実際!小学生の我が子の通院終了までの日記!

数年前のこと。
小学生の子どもが発熱!しかも高熱!!

 

風邪かな~、なんて気持ちで小児科に連れて行ったら「溶連菌の検査をしましょうね~」とお医者さん。

 

??? 溶連菌 ???

 

初耳だった私はビビって検査結果が出るまでの時間で猛烈に検索しました。

きっちり知っておけば怖くない病気の溶連菌感染症。
我が家では息子が小2の夏にかかって以来、毎シーズンの計5回。

私も一度かかりました。

 

かかるとどうなっちゃうの?

登校許可証が必要なの?

登校禁止期間は?

 

といった疑問を実体験の溶連菌治療日記を基にお伝えしますね!


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目次

溶連菌の通院日記!出席停止期間やその治療は?

出席停止期間は発症して病院からの薬を飲み始めて症状がなくなって再度診察を受け許可をもらうまで。
ということで、2,3日は出席停止になってしまいますね。
学校保険安全法より”病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで”と記載されております。

ところでこの溶連菌ですが、出席停止期間だけではなく我が家では息子が溶連菌感染症との診断から経過観察も含めて約10ヶ月の通院が必要になりました。

我が家の溶連菌日記

そんな我が家の10ヶ月を時系列で記しました。

2015.1/1~1/3

息子が夕方になると37℃台の発熱がたまにある。
喉も少し痛いらしい。
年末にかかった胃腸炎のなごり?と予想して様子を見ることに。

1/6(火)

母が夕方から39度の発熱。ものすごい寒気と喉の痛み、頭痛があり、時期的にもインフルエンザかと思い夜間診療の内科を受診。検査結果は溶連菌感染症。(息子から感染したかも・・・)抗生物質のトミロンを14日分処方される。飲み切って、2月頭に受診し尿検査予定。
・・・ということで、先日の息子の発熱は溶連菌感染症の可能性が高いかも。明日は息子も一応病院に連れていかなきゃ・・・

 

1/7(水)

息子小児科を受診。溶連菌感染症と診断され、フロモックスという抗生物質を4日分処方される。

熱などの症状がない為、登校許可書も書いてもらえ、次の日の始業式に間に合う。

 

お薬を飲んで24時間経過したときに、再度受診して熱がなければ登校可能と病院で聞きましたが、家の子はお薬を貰った時にすでに熱がなかったので病院から登校許可書を書いてもらえました。

しかも冬休み中だった為、出席停止にはなりませんでした。

 

1/8(木)

息子は朝から元気に始業式に登校!(登校できてよかった)

 

1/9(金)

息子、薬が効いているか確認のため小児科受診。
フロモックスを追加で3日分処方される。

薬は飲み切るように医師から言われる。

 

1/28(水)

息子小児科にて尿検査微量の血液が混じっているとの事。

風邪気味だったことや、運動後にはまれに血液が混じることがあるらしく、体調回復後に再度検査することに。

 

2/5(木)

母が尿検査で受診。異常なしで通院終わり

 

2/10(火)

息子が受診。体調を整えて受診するつもりが、下校すると咳が出ている…一応検査してもらうものの血尿あり

体調が悪かったり運動後は血尿が出る時があるとのこと。
次回再々検査は朝一の尿を自宅で採る予定。

 

3/3(火)

朝一の尿を持ち受診。病院でも尿を採る。結果は朝一のものには血尿はなかったが、病院で採ったものには微量の血尿あり。

大きい病院で精密検査をしてもらいましょう、と大学病院の紹介状をもらう。

 

3/17(火)

大学病院で尿検査。血尿なしだが、一応腎臓のエコー検査をしましょうとのこと。

 

3/30(月)

朝食を取らず、朝一の尿を持ち大学病院へ。エコー検査。

 

4/10(金)

大学病院。エコー検査も尿も異常なし。
2.3ヶ月後に異常がないか経過観察する。

 

7/27(月)

大学病院。尿検査異常なし。
約10ヶ月に渡る通院終了!!

 

小学校の出席停止期間

溶連菌感染症は、学校保健安全法で出席停止になる病気の第三種に含まれています。
出席停止期間の基準は、

 

”感染の恐れがなくなるまで”

 

となっております。

 

溶連菌感染症は抗生物質を飲み始めてから24時間以上経っていれば、感染しないようです。
我が家のかかりつけ小児科では、症状がなくなった後の受診(抗生物質は貰いました。)だったのですぐに登校許可証を出してもらえました。

 

実際には、発症して病院で診断される~薬を飲み始め症状がなくなってから、
もう一度病院で診察を受け許可をもらうので短くとも2.3日は休むことになるでしょう。

 

働くお母さんには病気ももちろん心配ですが、やはりどれくらいで学校に登校できるのかも気がかりですね。

kounaienxn--u9j615g46h60q87k.jpより出典

 

溶連菌とは?

A群β溶血性連鎖球菌という菌の感染で起きる病気なんです。

喉の痛みが強くて普通の風邪によく似た症状・・・というのが特徴的ですね。

それで、

3~12歳がかかりやすく、5~7月頃の初夏に流行します。

 

我が家では息子が小2の夏にかかってから毎シーズンかかり計5回も受診しております。

ん~・・・困りました。(泣)

私ももらいましたので大人でも注意が必要ですね。

また、保菌者(菌を持っているが発症していない人)が家族、場合によっては大人が保菌者のときもあるようで、同じ食器を使わない事が予防につながります。

溶連菌の症状

急な発熱
喉の痛み
からだ、手足の発疹
イチゴ舌

以上がよく言われる症状です。

しかし我が家では息子も私も皮膚や舌に症状が出たことは一度もなく、熱も37℃台の時もあり素人では判断が難しいです。

喉は決まって痛い、というのが我が子の特徴ですね。

 

溶連菌の検査と薬

病院では、綿棒で喉に付いた細菌をとって、検査液に浸しますと、5~10分で判定が出ます。

喉をコチョコチョされるので、ちょっとオエっと涙目になります。

薬は抗生物質の処方でした。

 

我が家の場合、はじめに3~4日分の薬を処方され、切れる前に再度受診し、薬の種類があっていて菌がなくなっているか確認するためもう一度検査します。

 

合っていれば同じものを追加で出され、前のものと合わせて一週間分飲み切ります。

 

しっかりと飲みきって菌をなくすことが大切で、残った菌のせいでリウマチ熱や、急性糸球体腎炎などの合併症につながることもあるようですので、この1週間は必ず飲み続けます。

 

我が家の場合、薬を飲みきって2週間後ぐらいに、尿検査で腎炎になっていないか確認のため受診するようにと言われました。
ダイアリーのように血尿が出る場合、腎炎の可能性が疑われ、エコー検査が必要になるようですね。

 

劇症型溶血性レンサ球菌感染症

「人食いバクテリア」という衝撃的な名前でメディア等で紹介され話題になった病気です。

溶連菌と同じ細菌が傷口などを介して体内に入り込み劇症化し、筋肉や皮膚、内臓などの細胞が壊死したり、血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、死に至る確率が高い病気です。

 

発症初期は、発熱や四肢の強い痛み等のようですが、壊死する進行が非常に早く、数十時間で死亡するケースも多くあります。
年齢に関係なく健康な人でも発症する病気なのです。

 

実は私の知り合いも亡くなっています。

 

その方は夕方に足のすねが腫れて痛みだしたのが発症でした。
病院が閉まっていたので翌朝、町の外科病院を受診すると、筋肉痛と言われ湿布をもらい帰宅。

 

すると同じ痛みが腕に現れ、変だなと感じ大学病院を受診すると、そのまま緊急手術になり、腕と足を切断し壊死を止めようとしました。

 

しかし既に壊死が広範囲に広がっており、深夜に亡くなりました。
傷口が強くいたんだり腫れたり、少しでも様子がおかしいと感じたら、直ぐに受診することを心がけたいですね。

 

まとめ

”溶連菌”という細菌は、生活環境のどこにでもいる細菌です。
急に子どもが高熱を出したり、喉を痛がってご飯が食べられないと、とても心配になりますね…。

 

高熱の原因が正しくわかれば、直ぐに対処できることもあり、”溶連菌感染症”はまさに早めに診断を受けたいものです。
この記事が頭の片隅に残り、保護者の方の素早い判断の種になってくれれば幸いです!

 

ありがとうございました。


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