先生になりたい方へ!先生やっている僕の感動体験をご紹介!

先生という仕事は素晴らしい。

始めて先生になった頃、僕が尊敬する先生にこんな事を聞かれました。

「生徒からたくさん元気を貰えるだろう?」

若い当時の僕は、

はい!本当に元気を沢山貰ってます。

即答でした。

世の中では、”モンスターペアレンツ”とか”いじめ”や学級崩壊、また先生のうつ病などなどいろんなネガティヴな事もあるように言われる教職ですが、実際には確かにそんな大変な事が”ない”とは言いません。でも、そればかりではありません。

それ以上に素晴らしい感動体験がたくさんあるのが先生という職業なんです。


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目次

先生という仕事に感謝!感動体験は沢山あります。

僕が始めて先生として仕事を行ったのは、小学校の産休代替としての2か月間でした。

この時に様々な大きな洗礼を受け、教員という職業の大変さや素晴らしさをとても沢山経験しました。

その頃の一番の経験をちょっと紹介します。

 

小学5年生の学校でも有名な乱暴者5人がいまして・・・

 

まあ、どれくらい乱暴かというと、女性の先生のことを蹴ったり、弱いものいじめをしたり、本当に先生方も手を焼いていた有名な悪ガキ5人って感じです。

もちろんこの5人は、時には大ゲンカもするくらいの元気モリモリなんです。

 

まあ、僕は子供ってそんなもんだ!って思っているので、廊下を走って捕まえては掃除させたり説教したり頑張りながら、彼らと遊んでいたんです。

 

でもそんな感じで彼らに接していると、彼らにもとっても素直で可愛く良いところが沢山見えてきます。

 

僕が遅くまで楽器の練習をしていたら、こっそり物陰に隠れて見ていたり、重い物を運ぶのを手伝ってくれたり・・・

 

そんな1か月目くらいの時に、先輩の先生から

 

「あの悪ガキ5人を何とかしたいよね?」

 

って僕は相談されたんです。

 

んー

 

「では、真面目にハンドベルとか演奏させて、給食の時間に全部のクラスに演奏して回らせましょうか?」

「白のポンチョに白手袋、ベレー帽とかを着させてあげて・・・」

 

”それいいね~”

 

ってことで、早速5人を音楽室に呼んで

 

「お前ら、ハンドベル練習していろんなクラス行って、演奏しないか?きっとスゲ~って憧れられるよ!」

「みんなに喜んで貰えるって凄いよね?」

 

って言ったら、

 

「おもしろそう!」

 

って食いついてくれたんです。

 

 

じゃあ、ルールを決めよう!

 

・絶対にリーダーを困らせないで、リーダーを助ける

・ケンカしてもいいけど、絶対に気持ちがバラバラになってはダメ

・5人で決めたことは絶対に守る

 

いい?

「先生わかった!」

「絶対に○○君のことを僕たちで助ける!」

 

って言ってくれて、僕が言ったルールを5人が復唱してくれました。

 

リーダーはもちろん1番ケンカが強い男の子!

 

もう、その頃にはハンドベルを練習したくてたまんなくて、目をキラキラさせているんです。

あの学校で有名な悪ガキが。

すっごい可愛いんです。

 

彼らが決めたことは、

 

放課後に必ず5人で音楽室に集まって毎日練習する。

1週間後には小学1年生のクラスから全部のクラスを回る。

 

曲は「大きな古時計」

 

僕が楽譜を作り、ハンドベルを教えて、後は5人が自主練習をするという流れです。

 

いつもみたいにケンカするかな?

と心配しても、

 

「間違っちゃった!、もう一回やって!ごめ~ん」

みたいな感じで、まったくケンカしないんです。

 

そんな練習風景を僕とか先輩の先生とで、音楽室の扉の向こうから微笑ましく見守っておりました。

 

一週間後、真っ白な手袋や衣装を着て、とっても可愛い5人は緊張しながら、1年生のクラスに入り、

 

「5年1組○○です!」

「これから僕たちが一生懸命練習をしたハンドベルで”大きな古時計”を演奏します!」

「聞いてください!」

 

元気に言って礼をして緊張しながらポロン、ポロンと演奏するんです。

 

物凄く感動しました。

 

先生方も手を焼いていた5人が始めて感謝された瞬間です。

1年生のみんなから、暖かい拍手をもらって5人もご満悦です。

 

なんとも言えない子供らしい笑顔をみせてくれた顔は忘れることが出来ない光景でした。

 

どんな生徒も本当は、優しくて良いところがあります。

何より一生懸命に何かを頑張って、拍手を頂くことって、彼らにとっても大きな分岐点だったんですね。

 

先生という仕事を天職と感じる瞬間

今現在、僕は中高一貫校に努めており12年ほど経ちました。

これまで、いろんな生徒と共に濃い時間を過ごしてきました。

 

クラスでも部活でも、生徒が一生懸命に悩み苦しみ目標に向かって頑張る姿を見てきました。

でも、僕がこの仕事を天職だと感じたのは、生徒が僕が言った言葉をきっかけに人生の大きな選択をしてくれたことが、何度もあったからなんです。

 

”先生ありがとうございました”

”あの時、ああ言ってくれたから今があります。”

 

そんな手紙を卒業式の日にもらうことがあります。

 

よかった・・・

 

あの言葉は間違いではなかった・・・

信念を持って一生懸命に説いたことは正解だったんだ。

 

そう思える瞬間です。

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子供の3年間や6年間は大人の何倍もの時間の価値があります。

若い時の1年間は長く感じるけども、大人の1年間はとても短いです。

 

教員ってそんな人生に於いてもっとも大切な小中高生の人生に携わることが出来る責任の重さ、その役割の大切さが最もある職業なんです。

生徒との会話の一瞬が、その後の生徒の人生に大きな影響を及ぼすことが沢山あるんです。

 

そんな仕事を僕は適職ではなく、天職だと思っています。

 

それは、卒業生たちがやっぱり僕に連絡をくれたり、手紙をくれたり、学校に遊びに来てくれたり。

もう成人した卒業生とお酒を飲みに行ったり。

そんな時に出てくる・・・

 

あの頃の僕の言葉

 

そんな言葉を大切に覚えてくれている卒業生。

 

そんな卒業生とのつながりが天職だと思わせてくれます。

そうさせてくれた、生徒に僕は本当に助けられています。

だから辛い事にも、上手くいかない事にも頑張れるんです。

 

やっぱり生徒から沢山の元気を貰っています。

卒業式の感動!

卒業式の時、卒業証書授与があります。

生徒が一人一人名前を読み上げられて

 

はい

 

と返事をします。

 

そんな時に、手がかかった難しい生徒が元気に返事をして、

しっかりと礼をしている姿を見るとやっぱり嬉しいです。

 

そんな生徒が、わざわざ職員室の僕のところまで来てくれて、

 

「先生、ありがとうございました。」

 

って言ってくれる時があるんです。

 

 

いろんな生徒がいます。

 

どの生徒にもドラマがあります。

 

そんなドラマを一緒に演じた生徒には特に思い入れがありますね。

やっぱり先生という仕事に感謝しています。

 

卒業式は感動です!

先生って素晴らしい仕事ですよ!

 

ありがとうございました。

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