合唱練習のコツ?楽譜を読み解く方法はコレだ!

合唱曲の練習をする時ってやっぱり音取りをして、合わせをしますよね!

それで、まずは通してみて・・・

 

はい、また最初っから合わせてみて・・・

何か、みんなに言わなきゃいけないし・・・

 

指揮者の方もパートリーダーの方も、どうしよう、何をみんなに言えばいいのだろう?

 

そんな悩みはありませんか?

 

そうですよね!

ありますよね!

 

これって、実は楽譜を読み解く習慣がなくて、

”何と比べて、どう違うのか??”

 

がしっかり解らないと、今現在の合唱団の演奏がどうなのか比べる対象が曖昧だと、具体的な指示って出せなくなってしまいます。

 

要は、楽譜からのメッセージと、実際の演奏の差をみんなに伝えてあげると、とても上手になるんですよ!

 

今日はこんな悩みに対してお答えしようと思っています。

合唱の練習方法や選曲、指揮のコツなどはこちらでまとめてお知らせしております!
合唱の練習総まとめ!クラス合唱にも役立つ選曲から本番まで!

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目次

合唱練習のコツは楽譜の読み解きから!

皆さんは、合唱を練習するときに音を覚えて、

歌詞を覚えて・・・それのみで歌っていませんか?

 

実は、楽譜にはいろんな事がハッキリと書かれていることもあれば、

暗号のように書いてある場合も、
また、書きようがない感情を、作曲家がなんとか解って欲しい!

みたいなギリギリな書き方をしている場合も!

 

だから、楽譜に書いてある作曲家からのメッセージを読み解く事が、曲の目的地を理解することに繋がります。

 

もし、そんな目的地がイメージ出来た時に、現実の合唱とイメージとの違いを埋めるように練習できます。

 

そんな練習が、実はハーモニー合わせだったり、曲の流れや強弱を考える本格的な正しい練習の形になるんです。

 

“楽譜の読み解き”

 

から練習を行っているクラスがあったら、そのクラスはきっと上手になると思いますよ!

読み解くコツは眺めること

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これらの楽譜は合唱曲”信じる”(youtubeより出典)の楽譜の抜粋なのですが、

こうして4ページ分の楽譜をなんとなく遠くから眺めることから始めると良いです。

 

それで、気が付くことをメモしていくんです!

まずは、なんとなく見た目的に、

 

・1ページ目はピアノ伴奏から合唱が始まった

・なんとなく3ページ目が音符の量が多い

・4ページ目で曲が終わった

 

こんな感じでしょうか。

 

でもこれらの特徴から解ることは、

3ページに大きな変化がある!ってことです。

 

楽譜の読解って、この変化を見つけることなんです!

これ、めちゃめちゃ大切なことなんですよ!

 

何故かというと、音楽って曲が進むにしたがってどんどん曲が変わっていきます。

 

小説や物語なども、突然幸せだった主人公が、どん底まで突き落とされたり、それである出会いにより、強くなり、ハッピーエンドとか・・・

 

音楽も単調なストーリーではなく、劇的なストーリーがあったりもします。

 

それらすべて、”変化を読み取る力” がなければ、せっかくのストーリーも活き活きしなくなってしまいます。

 

 

さて、そんな変化をもっと細かく見て行きましょう!

曲のテンポや拍子は大きな特徴!

曲のテンポって、簡単に言うと速さですね。

 

例えば、この曲のテンポ

四分音符=86

は、四分音符が1分間に86回カウントされる速さで演奏してね。

 

という意味なのですが、1秒って1分間に60回なので、秒針よりちょっと速めですよね。

 

作曲家がなぜ、このテンポにしたのか?っ考えるんです。

 

んー?なんでだろう、、、

難しい・・・

 

でも、この「信じる」では、

Moderato (楽譜①)

とも書いてあります。

 

意味は、”中くらいの速さ”になります。

んー?

なんだこれ?

 

でも ”速く” でもなく、”遅く” ツꀀでもなく、”中くらい” なんです。

 

普通な速さ

 

例えば、心穏やかに、リラックスしていて急かされないで進んでいる。

そんな速さ。

そんな雰囲気。

 

こんな風に考えると、この「信じる」のテンポやイメージには、どこか「優しさ」が感じられませんか?

 

曲を聞いて頂くと、そんなテンポや雰囲気だなーって感じられるかもしれないですね。

 

 

実は”Moderate”ってイタリア語なんですが、適度な、とか 和らいだ、とかそんな意味を持っています。

ちょっと曲のイメージ湧きますよね!

 

 

そして、拍子です。

この「信じる」は4/4拍子なのですが、4/4拍子って、人が真っ直ぐに進んでいるような拍子なんです。

 

楽譜③

他には3/4拍子とかなら、人がクルクル回って踊っ揺れているような拍子。

 

2/4拍子とかは、規律正しく1、2、1、2って行進しているような拍子。

 

沢山、曲を聞いたりしていると、拍子のイメージが解るようになります。

やっぱり拍子も作曲家からのメッセージなんです。

 

だから「信じる」は、人が穏やかに散歩している。そんな曲。

いったい穏やかにどこに向かって、いるんでしょうね?

 

そんな事を楽しくイメージして楽譜を読んでいくと、すっごく楽しいですよ!

音楽用語や発想記号

さっきのmoderateもイタリア語だったのですが、楽譜の中には沢山イタリア語が使われています。

 

なんでイタリア語?にはやっぱり理由があるのですが、今回は話を先に進めますね。

 

そんな「信じる」に出てくる音楽用語を少しご紹介します。

 

pochissimo 少しだけ ほんの少し ごくわずか

poco 少し

rallentando(rall) だんだんゆっくり

a tempo 元のテンポに戻して

legato  なめらかに

ritenuto(riten)  だんだんゆっくりと音を保って

いかがでしょうか?

 

なんか意味がある不思議な言葉達ですよね。

 

演奏する時に、こんな言葉から発想される意味のある音楽が聞いてる人や仲間達に伝わると、凄く感動します。

信じる1枚目
作曲家っていっぱい考えて、楽譜に言葉を入れているし、それをキャッチする演奏家も凄いと思いませんか?

 

楽譜を介して作曲家と会話しているみたいで。

 

んー楽しい! 音楽って凄い!

 

ちょっと興奮してきました!

 

 

ちなみにイタリア語会話からの音楽用語の雰囲気を教えてくれる本がありますので、ご紹介しますね。これ面白い本です。

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イタリア人が実際に使っている言葉を例文として、音楽用語の本来の意味、用語の背景などがしっかりと見えてくる本です。

 

例えば allegroって用語があるのですが、

これって音楽用語的には

 

”速く”

 

という意味なんです。

 

でも、イタリア語では”陽気に” ”楽しく” ”明るい”という意味になるようです。

 

だから本来は楽譜にallegroって書いてあったら、楽しく陽気なテンポで=速く、という意味なんですね。

 

それでは

 

楽譜読解の中でやっぱり大切、

”音符”

 

についてお伝えしますね。

音符から解る曲の味!

ということで、行ってみましょう!

 

でもここでは音符が読めなくても大丈夫ですよ。

 

まず音符は模様として見ていきます。

 

ん?ちょっと長くお話してきましたので、ちょっと休憩しましょう!。

 

次回もまたよろしくお願いします!

楽譜の読み方のコツとは?これなら誰でも解る超簡単な読み解き方!


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